スターリンク、移動通信サービスを提供するRVプランを追加

スターリンク、移動通信サービスを提供するRVプランを追加
RVの隣にあるStarlinkアンテナ
画像クレジット: Starlink

スターリンクは、今年初めにビジネスオプションを導入した後、2022年におけるサービスの多様化として、新たなサービスレベルを追加しました。新しい「RV」プランは、標準サービスと比べていくつかの注目すべき違いがあり、いつでもサービスを停止・再開できる機能もその一つです。

RV 向け Starlink は標準サービスと同じハードウェアを使用しますが、Starlink がサービスを提供する場所であればどこでもアクセスが自動的にバンドルされます。ただし、SpaceX によると、サービス品質は、「利用可能」(高速かつ低遅延) とマークされているカバレッジ エリアにいるか、「待機リスト」(ピーク使用時間帯は低速かつ高遅延) にいるかによって異なる場合があるとのことです。

これは走行中の RV で使用するために設計されたものではなく、旅行中に駐車場、キャンプ場、RV パークなどで停止しているときに使用することを目的としています。

Starlink RVは、標準的な消費者向けサービスよりも月額25ドル高く、ハードウェア費用を加えた月額135ドルとなります。Starlinkの料金をよく見ると、通常のサービスと、Starlinkが3月に導入した「ポータビリティ」機能(サービスが利用可能な大陸であればどこでもアンテナを持ち運んで利用できる機能)の料金が同じであることに気付くかもしれません。

RV向けStarlinkはベーシックなStarlink + Portabilityと似ていますが、いくつか重要な違いがあります。例えば、「自宅」住所が必須ではないこと、RV向けStarlinkは待機リストなしですぐに利用できることなどです。サービスの一時停止と再開もRVプラン限定です。スタンダードStarlinkユーザーは、サブスクリプションに付属する30日間の有効期間を超えてサービス期間に縛られることはありませんが、簡単にサービスを停止したり再開したりすることはできません。停止したり再開したりすると、待機リストに載っている需要のあるエリアでは順番待ちになってしまう可能性があります。

さらに、SpaceXは、RV利用者は標準的な家庭利用者に比べて実質的に二流とみなされていることを重要な点として指摘しています。これは、混雑した場所で接続できないという意味ではありませんが、接続状態がそれほど良くないことを意味する可能性があります。

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宇宙、科学、健康技術を専門とするライター。以前は自動車とモビリティ技術を担当し、AppleとShopifyに勤務。

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