アマゾンは1年足らずでAWSインドおよび南アジアのトップ幹部を2人失った

アマゾンは1年足らずでAWSインドおよび南アジアのトップ幹部を2人失った
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画像クレジット: Getty Images

事情に詳しい情報筋がテッククランチに語ったところによると、アマゾンがAWSインドおよび南アジアの暫定責任者に任命したヴァイシャリ・カストゥレ氏が、最高責任者に就任してわずか7か月で同社を辞めたという。

アマゾンはメールと電話によるコメント要請にすぐには応じなかった。アマゾンはインドをAWSの主要市場の一つと位置づけており、世界第2位のインターネット市場であるインドで数十万社もの企業を積極的に誘致し、多くの政府系事業も展開している。

さらに、このeコマース大手は今年5月、2030年までにインドにおけるクラウド事業に127億ドルを投資する計画を発表しました。これは競合他社に匹敵する規模ではありません。参考までに、IDCによると、インドのパブリッククラウドサービス市場全体は2026年までにわずか130億ドルに達すると予想されています。

約5年前にアマゾンに入社したカストゥール氏は、今年6月からAWSインドおよび南アジアにおけるコマーシャルビジネスの暫定リーダーを務めていた。退職理由は明らかにされていない。

彼女は、前任者のプニート・チャンドック氏が突然同社を辞め、マイクロソフト・インド社の最高経営責任者に就任したことを受けて、最高経営責任者に昇格した。2週間前まで、カストゥール氏はインドにおけるアマゾン・ウェブ・サービスの今後の成長見通しと勢いに熱意と楽観的な見方を示していた。

「インドへの当社の投資計画総額は2030年までに164億ドル(1兆3600億ルピー)以上となり、それまでにインドのGDPに230億ドル貢献すると期待しています」と彼女はリンクトインの投稿に記した。

「インフラとサービスへの投資に加えて、人材とスキルにも投資しており、AWSはさまざまな教育およびトレーニングプログラムを通じてインドで400万人以上の人材を育成してきました。」

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マニッシュ・シンはTechCrunchのシニアレポーターで、インドのスタートアップシーンとベンチャーキャピタル投資を取材しています。また、世界的なテクノロジー企業のインドでの活動についてもレポートしています。2019年にTechCrunchに入社する前は、CNBCやVentureBeatなど、12以上のメディアに寄稿していました。2015年にコンピュータサイエンスとエンジニアリングの学位を取得しています。連絡先はmanish(at)techcrunch(dot)comです。

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