
フェアフォンのCEO、エヴァ・ガウエンス氏は、CEOに就任してから約5年を経て退任すると発表した。
2010年にオランダで設立されたフェアフォンは、持続可能性と環境負荷の低減に注力することで、他のスマートフォンメーカーとの差別化を図ってきました。具体的には、デバイスをモジュール化することで部品交換を容易にし、紛争鉱物の使用を最小限に抑えることなどです。また、ヘッドホンやアクセサリーといった関連製品にも事業を拡大し、わずか6か月前に5,300万ドルを調達するなど、これまでに約9,400万ドルの資金調達を実施しました。
退任
ガウエンス氏は2017年にマネージングディレクターとしてフェアフォンに入社し、翌年には創業者のバス・ファン・アベル氏に代わってCEOに就任した。
ニュージーランド元首相ジャシンダ・アーダーン氏の言葉を引用し、ガウエンス氏は辞任の理由を単に体力の限界に達したためだと説明した。「この仕事に何が必要かは分かっています。そして、この仕事に正当に応えられるだけの体力がもう残っていないことも分かっています。それだけです。」
本稿執筆時点では、フェアフォンはまだ後任者を見つけていないようだが、本日の発表は同社の次期CEOを探すプロセスの開始を示唆している。
「今こそ、私と同じ志を持ちながらも、新しい才能を持つ人材を後継者として迎える絶好の機会だと確信しています」とガウエンス氏は述べた。「フェアフォンの使命とビジョンを理解し、フェアフォンをさらに高いレベルへと押し上げてくれる人材です。」
トピック
ポールはロンドンを拠点とするTechCrunchのシニアライターで、主に(ただしそれだけではない)英国およびヨーロッパのスタートアップの世界に特化していました。オープンソースソフトウェアビジネスなど、情熱を注いだ他のテーマについても執筆していました。2022年6月にTechCrunchに入社する前は、The Next Web(現在はFinancial Times傘下)とVentureBeatで、コンシューマー向けおよびエンタープライズ向けテクノロジーを10年以上取材してきました。企画書の送付先:paul.sawers [at] techcrunch.com セキュア/匿名の情報はSignal(PSTC.08)まで。また、Bluesky(@jambo.bsky.social)にも参加していました。
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