AWS は、AWS へのコマンドラインアクセス用のウェブベースのシェルである CloudShell をリリースしました。

AWS は、AWS へのコマンドラインアクセス用のウェブベースのシェルである CloudShell をリリースしました。
AWSロゴ
画像クレジット:ロン・ミラー/TechCrunch

AWS は本日、お気に入りのコマンドラインツールやスクリプトを AWS コンソール内で直接使用したい開発者向けに、Amazon Linux 2 をベースにした新しいフル機能の Web ベースシェル環境である CloudShell をリリースしました。

AmazonのCTO、ワーナー・フォーゲルス氏は本日の発表で、CloudShellは開発者がLinuxコンソールにアクセスできるようにする新しいブラウザベースのサービスだと説明しました。ユーザーが新しいCloudShellセッションを開始すると、AWSコンソールのユーザーと同じAPI権限が自動的に事前設定されます。

AWS クラウドシェル
画像クレジット: AWS

「つまり、ターミナルで作業する場合のように、異なるテスト環境や本番環境ごとに複数のプロファイルやAPI認証情報を管理する必要がなくなります」とVogels氏は述べた。「これらの認証情報が自動的に転送されるため、新しいCloudShellセッションを簡単に開始し、プリインストールされたAWSツールをすぐに使用できます。」

Bash、Python、Node.js、PowerShell、VIM、gitなどに加え、一般的なAWSコマンドラインツールもすべてプリインストールされ、すぐに使用できます。つまり、お気に入りのツールをインストールすることも可能です。OSはセッション間で保持されないため、何か問題が発生した場合は再起動するだけで済みますが、最大1GBの永続ストレージが利用できます。

画像クレジット: AWS

ユーザーは各リージョンで最大10個のシェルを同時に無料で実行できます。それ以上の数のシェルが必要な開発者は、増加をリクエストする必要があります。

新しいサービスは現在、AWS の米国東部 (バージニア北部)、 米国東部 (オハイオ)、 米国西部 (オレゴン) 、欧州 (アイルランド)、 アジア太平洋 (東京)の各リージョン で 利用可能で、今後さらにリージョンを拡大していく予定です。

AWS の競合である Google Cloud Platform と Microsoft Azure もすでに同様のサービスを提供していることは注目に値します。Google もこれを Cloud Shell と呼んでいますが、2 つの単語の間にはスペースが入っています。

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フレデリックは2012年から2025年までTechCrunchに在籍していました。また、SiliconFilterを設立し、ReadWriteWeb(現ReadWrite)にも寄稿しています。フレデリックは、エンタープライズ、クラウド、開発者ツール、Google、Microsoft、ガジェット、交通機関など、興味のあるあらゆる分野をカバーしています。

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