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ソフトバンクは、ビジョン・ファンドの共同CEOであるラジーブ・ミスラ氏が、同社の主力技術投資部門における指導的立場から間もなく退任すると発表した。これにより、同日本グループで最も著名なディールメーカーの一人が退任することになる。
ソフトバンクは火曜日、1,000億ドル規模のビジョン・ファンドの急成長とその後の困難を乗り越え、同ファンドの舵取りを支えてきたミスラ氏が、ソフトバンク・インベストメント・アドバイザーズとソフトバンク・グローバル・アドバイザーズの共同責任者を退任すると発表した。両部門の最高経営責任者(CEO)にはアレックス・クラベル氏が単独で就任する。
この動きは、ミスラ氏が2022年8月にソフトバンクグループの執行役員兼執行副社長の役職を退任した後に起こった。元ドイツ銀行幹部のミスラ氏は、2022年にアブダビ首長国が支援する68億ドル規模のファンド「ワン・インベストメント・マネジメント」を設立した。
ソフトバンクによれば、ミスラ氏は今後同社での正式な役職には就かないという。
ソフトバンクでの10年間の在職期間中、ミスラ氏のビジョンファンドはウィーワーク、犬の散歩アプリのワグ、グリーンシル・キャピタルなど、問題のある投資をいくつか行っていたことでも知られるようになり、またニケシュ・アローラ氏やマルセロ・クラウレ氏などの上級同僚たちと衝突し、2人とも最終的に同社を去った。
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