IBMがKubernetesコスト最適化スタートアップKubecostを買収

IBMがKubernetesコスト最適化スタートアップKubecostを買収
画像クレジット: Joan Cros Garcia – Corbis / Getty Images

IBMは火曜日、Allianz、Audi、楽天、GitLabなどの企業のチームが効率性と最終的にはコストに重点を置いてKubernetesクラスターを監視および最適化するのを支援するFinOpsスタートアップ企業Kubecostを買収したと発表した。

火曜日の発表は、IBMが2023年にFinOps分野の別の企業であるApptioを43億ドルで買収すると発表したことを受けてのものです。IBMは過去にも、クラウドアプリおよびネットワーク管理企業のTurbonomicや、アプリケーションパフォーマンス管理のスタートアップ企業Instanaといった企業を買収してきました。今回のKubeCostの買収により、企業はますます複雑化するクラウドおよびオンプレミスのインフラストラクチャをより適切に管理したいと考えるようになり、IBMはITおよびFinOps機能の強化に向けた取り組みを継続しています。

「2019年の創業以来、私たちの使命は世界のインフラを最適化することです」と、Kubecostの共同創業者兼CEOであるWebb Brown氏は同社のブログに記しています。「Kubernetesのコスト監視からスタートし、クラウドネイティブエコシステムで最も広く採用されているソリューションとなったことを誇りに思います。今回の合併により、より幅広いエンドツーエンドのコスト管理ソリューションをあらゆる場所のチームに提供することで、私たちの使命を加速させる準備が整いました。」

Kubecostは、Kubecostの商用サービスの中核を成すベンダー中立のオープンソースプロジェクトであるOpenCostの背後にもいることは注目に値します。2022年にローンチされたOpenCostは、Cloud Native Computing Foundationのサンドボックスプロジェクト群の一部です。

IBM は、Cloudability (Apptio が 2019 年に買収) と Turbonomic を組み合わせた FinOps Suite に Kubecost を統合すると発表していますが、IBM が Kubecost/OpenCost を OpenShift エンタープライズ プラットフォームにさらに深く統合するとしても驚かないでしょう。

両社は買収価格を公表していない。Kubecostは2022年にCoatue Managementが主導した2,500万ドルのシリーズAラウンドで直近の資金調達を行った。また、2021年にはFirst Round Capitalが主導した550万ドルのシードラウンドで資金調達を行った。

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フレデリックは2012年から2025年までTechCrunchに在籍していました。また、SiliconFilterを設立し、ReadWriteWeb(現ReadWrite)にも寄稿しています。フレデリックは、エンタープライズ、クラウド、開発者ツール、Google、Microsoft、ガジェット、交通機関など、興味のあるあらゆる分野をカバーしています。

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