米政府は、COVID研究資料の盗難とメールサーバーの大量ハッキングの疑いで中国人の逮捕を確認した。

米政府は、COVID研究資料の盗難とメールサーバーの大量ハッキングの疑いで中国人の逮捕を確認した。

概要

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官僚的なテープで包まれたデスクトップコンピュータのイラスト
画像クレジット:ブライス・ダービン / TechCrunch
  • ザック・ウィテカー

米国司法省は、中国のためにサイバー攻撃を実行したとされる、中国国籍の許澤偉(シュー・ツェウェイ)容疑者の逮捕を確認した。許容疑者は米国検察の要請によりイタリアで逮捕された。

徐容疑者と、逃亡中のもう一人の中国人、張宇容疑者は、2020年2月に米国の大学から「重要なCOVID-19研究をハッキングして盗み出した」として、9つの罪で起訴されている。司法省によると、徐容疑者は中国政府のためにハッキング活動を行っていた上海パワーロック・ネットワークという企業に勤務していた。

容疑者のハッカーらは、2021年3月から始まったMicrosoft Exchangeサーバーへの大規模なハッキングについても告発されている。ハフニウムと呼ばれる集団として公に知られるハッカーらは、米国中の主に中小企業が運営する6万台以上のセルフホスト型Exchangeサーバーに侵入し、企業の個人用メールボックスやアドレス帳を盗んだ。 

ハフニウムはその後、「シルクタイフーン」と呼ばれる新たなハッキングキャンペーンを開始した。研究者らによると、このハッキングキャンペーンは大企業や政府機関へのハッキングで知られている。 

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