ロケットラボ、30回目の打ち上げと150個目の衛星の軌道投入を祝う

ロケットラボ、30回目の打ち上げと150個目の衛星の軌道投入を祝う
ロケット打ち上げ
画像クレジット: Rocket Lab

本日のロケット・ラボによる打ち上げ「フクロウが翼を広げる」は、軌道に上がるロケットとしては目立たないものだったが、成長を続ける宇宙企業にとっては、30回の打ち上げと150機の衛星の宇宙への投入という、いくつかの節目となる出来事でもあった。

同社が初めて軌道に乗ったのは2018年1月で、技術的にはエレクトロンにとって2回目の試験飛行でしたが、ペイロードの宇宙への打ち上げに成功したのはこれが初めてでした。これは、2006年の創業以来、10年以上にわたる設計、エンジニアリング、製造の歳月を経てのことでした。

その後、18回の打ち上げを連続で成功させていましたが、20回目の打ち上げで異常が発生し、ペイロードとロケットが失われました。しかし、創業者兼CEOのピーター・ベック氏がその後まもなく私に語ったように、「異常に気付いてから数秒も経たないうちに、チームはすでに対応に追われていました」。そして、1ヶ月後には飛行許可が下りたのです。

それ以来、同社の野心はますます大きくなり、宇宙船の設計、金星への旅、そしてロケットラボのより大規模な競合企業に匹敵する、より大型で高性能なニュートロンと呼ばれる打ち上げ機の開発計画が立てられました。もちろん、ベック氏の話によれば、これは最初から計画されていたもので、まずは打ち上げを成功させるだけでよかったそうです。

2022年は成功ばかりでした。例えば、落下する第一段をヘリコプターでキャッチするという初の試みもその一つです。年末までにもう一度挑戦する予定ですが、あのハラハラドキドキの瞬間をここでもう一度体験できます。

成功!ロケットラボ、ヘリコプターでブースターを空中でキャッチ

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本日の打ち上げ(正確にはニュージーランドなので明日ですが)は、日本のシンスペクティブ社によるもので、同社はロケット全体を引き受け、StriX-1衛星を563キロメートルの円軌道に打ち上げました。(ロケットラボ社は今年2月と2020年12月にも、他の2機のStriX衛星を打ち上げています。)

12月に開催されるTC Sessions: SpaceイベントでBeck氏がTechCrunchと対談し、Rocket Labの野望についてさらに詳しく聞けることを期待しています。

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デヴィン・コールドウェイはシアトルを拠点とする作家兼写真家です。

彼の個人ウェブサイトは coldewey.cc です。

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