規制当局への提出書類によると、サイバーセキュリティ関連の新興企業への資金提供と育成に特化したベンチャーキャピタル会社、バリスティック・ベンチャーズは、新たなファンドのために3億ドルもの資金調達を目指している。
サンフランシスコを拠点とするこのベンチャーキャピタル企業は水曜日、2022年5月に同額の初号ファンドを立ち上げてから1年以上経って、第2号ファンド向けに3億ドルを調達するための申請を米証券取引委員会に提出した。
バリスティック社の広報担当ミシェル・キンケイド氏は、TechCrunchの取材に対し、この訴訟についてコメントを控えた。
サイバーセキュリティおよびサイバー関連のアーリーステージのスタートアップ企業を対象とするBallistic Venturesは、Kleiner Perkinsのゼネラルパートナーであるテッド・シュライン氏、バルマク・メフタ氏、ジェイク・セイド氏、ロジャー・ソーントン氏の3名が共同設立したベンチャーキャピタルです。また、Mandiantの創業者であるケビン・マンディア氏が戦略パートナーを務めています。さらに、デレク・スミス氏が戦略アドバイザー、アグネス・ソー氏が財務・オペレーション責任者を務めています。
バリスティック社はこれまでに12社のスタートアップ企業を支援しており、詳細は同社のウェブサイトに掲載されている。同社は90社以上のサイバーセキュリティ企業を設立、運営、そして資金提供してきたと述べている。これまでに、AuthMind、Oligo、Nudge Securityなどへの投資を行っている。また、同社は最近、元米国国家サイバー防衛長官のクリス・イングリス氏と、米国サイバーセキュリティ機関(CISA)元首席補佐官のキルステン・トッド氏を顧問に任命した。
2023年のサイバーセキュリティへの投資は、これまでの記録を大きく下回っています。TechCrunchが入手したPitchBookのデータによると、2023年第3四半期の世界のサイバーセキュリティスタートアップへのベンチャー資金は、前年同期の28億ドルから14%以上減少し、24億ドルとなりました。
直近の四半期に行われた取引件数も 248 件から 198 件に減少しました。
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ジャグミートは、TechCrunchでインドのスタートアップ、テクノロジー政策関連の最新情報、その他主要なテクノロジー関連の動きを取材しています。以前はNDTVで主任特派員を務めていました。
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