
宇宙飛行士を国際宇宙ステーション(ISS)に輸送し、標準的なクルーローテーションを行う初の公式ミッションが、11月14日に暫定的に設定されました。NASAは今週、当初の10月中の予定から変更されたこのミッションの日程を発表しました。SpaceXの有人宇宙船「クルードラゴン」がISSで運用される「シフトチェンジ」ミッションに投入されるのは今回が初めてです。クルードラゴンは、今年初めに歴史的なDemo-2ミッションの試験段階を正式に終了し、NASAによる使用が承認されました。
今回の打ち上げでは、シャノン・ウォーカー、ビクター・グローバー、マイク・ホプキンスの3人のNASA宇宙飛行士と、日本のJAXA宇宙飛行士野口聡一がISSに運ばれ、そこで乗組員に加わり、維持管理やアップグレードを含む通常のステーション運用を行うほか、地球上の研究者と協力して実験を行う予定だ。
彼らは、ロシアの宇宙飛行士セルゲイ・ルィジコフ氏とセルゲイ・クド=スヴェルチコフ氏、そしてNASAの宇宙飛行士ケイト・ルービンズ氏を含む既存のISSクルーに加わります。到着後、クルーは通常の6人から7人になりますが、これにより、ISSの円滑な運用を維持するためにクルーが担う通常業務よりも、研究や実験に多くの時間を費やすことができるようになります。
Crew-1はケープカナベラルからファルコン9ロケットで打ち上げられ、東部標準時午後7時49分(日本時間午後8時49分)の打ち上げを予定しています。もちろん変更される可能性もありますが、とりあえずカレンダーに印をつけておいてください。
歴史的な打ち上げを前に、スペースX初の有人宇宙船クルードラゴンの内部を覗いてみよう
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宇宙、科学、健康技術を専門とするライター。以前は自動車とモビリティ技術を担当し、AppleとShopifyに勤務。
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