AppleはwatchOSにアスリート向けの新機能を追加し、フィットネスアプリをすべてのiPhoneユーザーに公開した。

AppleはwatchOSにアスリート向けの新機能を追加し、フィットネスアプリをすべてのiPhoneユーザーに公開した。
画像クレジット: Apple

Appleは、Apple Watchを最高の健康トラッキング・ウェアラブルにすることに注力し、最も要求の高いユーザーだけでなく、すべてのユーザー向けにも機能を拡充しています。watchOSの次期バージョンには、新たな指標のトラッキング、自動マルチスポーツトラッキング、睡眠トラッキングの改良など、数多くの健康関連の新機能が搭載される予定です。

iOS 16では、これまでのApple Watchユーザーだけでなく、すべてのiPhoneユーザーにフィットネスアプリが提供されます。このアプリは歩行情報やその他の指標を追跡し、フィットネスレベルを推定します。

睡眠トラッキングに睡眠ステージトラッキングが加わり、レム睡眠、中核睡眠、深い睡眠といった各睡眠ステージで過ごした時間と、起床時刻が分かります。Appleは、心拍数トラッキング、血中酸素濃度、呼吸数といったデータを基に、ユーザーがどのステージにいるのかを判断する機械学習モデルを用いており、そのデータは「ポリソムノグラフィーの臨床ゴールドスタンダード」に基づいて検証済みだとAppleは述べています。

watchOSでは、垂直振動、ストライド幅、接地時間、心拍ゾーンという3つの新しいランニング指標で効率性を追跡できるようになりました。これらはすべて、ハイパフォーマンスアスリートがパフォーマンスを磨くために使用する指標です。また、デジタルクロウでは心拍ゾーン表示などの新しいビューを活用できるほか、特定の指標の改善を追跡するためのカスタムワークアウトを作成することもできます。

トライアスリート向けの新しい機能では、ランニング、サイクリング、水泳を自動で切り替えて、トレーニング全体のコースを追跡することもできます。

Apple は watchOS と iOS にも服薬追跡機能を追加しており、よく服用する薬を検索して入力すると、服用すべきときに通知が届くようになります。

WWDC 2022の詳細については、TechCrunchをご覧ください。

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宇宙、科学、健康技術を専門とするライター。以前は自動車とモビリティ技術を担当し、AppleとShopifyに勤務。

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