AWSが新しいローコードアプリ開発ツール「Amplify Studio」をリリース

AWSが新しいローコードアプリ開発ツール「Amplify Studio」をリリース
画像クレジット: AWS

AWSは本日、re:Inventカンファレンスにて、Figmaと連携したノーコード/ローコード開発サービス「Amplify Studio」を発表しました。このサービスは、開発者がクラウド対応アプリを迅速に構築できるよう支援するものです。Amplify Studioは、Webアプリとモバイルアプリの構築に特化した既存のAWS Amplifyサービスの拡張版ですが、Amplify Studioのような使いやすいドラッグアンドドロップインターフェースは搭載されていません。

AWSは、Studioを人気のユーザーインターフェースデザインツールであるFigmaと連携させるという興味深い取り組みを行いました。これにより、デザイナーはFigmaでインターフェースを構築し、開発者はそれをバックエンドデータに接続してStudioでアプリケーションロジックを構築できるようになります。もちろん、AWSは独自のデザインツールを構築する必要がなくなります。Amplify Studioは、FigmaのデザインをReact UIコンポーネントコードに変換することでこれを実現します。

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AWSのRene Brandel氏は本日の発表で、「Studioの新しい『UIライブラリ(プレビュー)』を使えば、FigmaからAmplify Studioにコンポーネントを同期できます」と述べています。「Amplifyは、より早く使い始めるための便利なFigmaファイルも提供しています。AmplifyのFigmaファイルには、UIプリミティブとプリビルドされたコンポーネントの両方が含まれています。Studioは、Figmaで作成された新しいコンポーネントも同期できます!」

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AmazonのCTO、ワーナー・フォーゲルス氏が指摘したように、同社は依然としてこれを開発者中心のサービス、主にフロントエンドエンジニア向けのサービスだと考えている。つまり、あちこちでコードを書く必要はあるものの、開発者はアプリを既存のDevOpsパイプラインに簡単にエクスポートできるということだ。

必要に応じて、開発者はAWSクラウド開発キットを使用して、Amplify Studioの既成コンポーネントの一部をオーバーライドすることもできます。これにより、開発者は、自身の成長やニーズに合わせてアプリを拡張できないという壁にぶつかることがなくなるとAWSは主張しています。

AWS re:Invent 2021 の詳細については、TechCrunch をご覧ください。

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フレデリックは2012年から2025年までTechCrunchに在籍していました。また、SiliconFilterを設立し、ReadWriteWeb(現ReadWrite)にも寄稿しています。フレデリックは、エンタープライズ、クラウド、開発者ツール、Google、Microsoft、ガジェット、交通機関など、興味のあるあらゆる分野をカバーしています。

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