X氏、インドを「無制限の検閲」で提訴

X氏、インドを「無制限の検閲」で提訴

概要

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ひび割れた壁にX(旧Twitter)のロゴ
画像クレジット: TechCrunch
  • ナターシャ・ロマス

ロイター通信は木曜日、イーロン・マスク氏が所有するソーシャルメディア・プラットフォーム「X」が、インド政府を相手取って訴訟を起こし、同国のIT省がオンラインコンテンツを削除する権限を不法に拡大したと非難したと報じた。

Xは長年、昨年の農民抗議活動など、国内のコンテンツを削除またはブロックするよう求める政府の命令に反発してきた。同社は最終的に、多額の罰金のリスクを理由にこれらの大統領令に従ったものの、同時に訴訟も起こした。そして今、新たな訴訟を通じて、国家による検閲への抵抗をさらに強めている。

Xが今月初めに提出した裁判所への提出書類によると、同社はインド政府が、ソーシャルメディア企業が定期的に確認すべきウェブサイトを通じて「無数の」公務員がコンテンツの削除やブロック命令を実行できる違法な仕組みを作ったと非難している。

ロイター通信によると、Xの訴訟では、この仕組みは、コンテンツ削除に関するインドの法的保障基準を満たしていないと主張している。この保障基準では、このような命令は「主権や公共秩序が害されるような場合に発令され、高官による厳格な監督を受けること」が求められている。

X社は、このウェブサイトが「インドにおける無制限の情報検閲」を引き起こす「許容できない並行メカニズム」を生み出していると主張していると、報道機関が同社の申し立て内容を報じた。同社は、この指令を覆すために法的手段を講じたいと考えているという。

ロイター通信も報じているように、この事件に関する短い審理が今月初めに行われたが、判決はまだ出ていない。来週、南部カルナタカ州の高等裁判所で新たな審理が行われる予定だ。

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