ソフトバンクが出資するオラ、インドで200人を削減へ

ソフトバンクが出資するオラ、インドで200人を削減へ
バビッシュ・アガーワル
画像クレジット: MANJUNATH KIRAN / AFP / Getty Images

ソフトバンクが出資する配車サービス大手オラは、財務改善のため業務を合理化しており、今後数日間でエンジニアリングチーム全体で約200人の雇用を削減する計画で、今年中に従業員数を1,200人以上削減する予定だ。

同社は新たなレイオフの波を開始し、フードサービスと配車サービス事業のエンジニアリングチームに影響が出ている。オラの広報担当者によると、今回のレイオフの影響を受けるのは200人未満で、同社のエンジニアリングチームの10%に相当する。

ベンガルールに本社を置くこの新興企業は評価額が70億ドルを超え、テマセクとウォーバーグ・ピンカスの支援を受けており、近年、食品配達やクイックコマースなど、いくつかの事業を実験してきたが、その焦点のほとんどを、技術的には電動スクーターを製造する独立した新興企業であるオラ・エレクトリックに移している。

オラは声明の中で、現在約2,000人を雇用しており、今後18カ月でエンジニアリングの人材プールを5,000人に増やすことを目指していると述べた。

「こうした取り組みを踏まえ、当社は業務を一元化し、重複を最小限に抑え、関連する役割と機能を強化する強力な横断的構造を構築するための再編に取り組んでいます」とスタートアップの広報担当者は声明で述べた。

政府のデータによると、創業者はこの1年間、主力の配車サービスについてほとんど語っておらず、3月に同社を通じて兄のフィンテック系スタートアップ企業アベイル・ファイナンスを買収したこのスタートアップ企業も、電気自動車の販売を伸ばすのに苦戦している。

月曜日の解雇は、今年インドのスタートアップ企業エコシステム全体で増え続ける人員削減のリストに加わることになる。市場低迷の影響もあり、今年は1万人以上の雇用が削減されている。

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マニッシュ・シンはTechCrunchのシニアレポーターで、インドのスタートアップシーンとベンチャーキャピタル投資を取材しています。また、世界的なテクノロジー企業のインドでの活動についてもレポートしています。2019年にTechCrunchに入社する前は、CNBCやVentureBeatなど、12以上のメディアに寄稿していました。2015年にコンピュータサイエンスとエンジニアリングの学位を取得しています。連絡先はmanish(at)techcrunch(dot)comです。

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