トヨタ初のバッテリーEVは280マイルの航続距離とソーラールーフオプションを搭載

トヨタ初のバッテリーEVは280マイルの航続距離とソーラールーフオプションを搭載
画像クレジット:トヨタ

今年4月、トヨタは bZ4Xを予告同社は2025年までに発売予定としている7車種の完全電気自動車「Beyond Zero」のうち最初のモデルとなるbZ4Xを発売した。スバルと共同でこのSUVを開発していること、そして同社が開発中のe-TNGAパワートレインを搭載することを明らかにした以外、bZ4Xに関する詳細は多く明かされていなかった。しかし金曜日、同社はその生産モデルを発表することで、その状況を変えた。

トヨタはbZ4Xを前輪駆動と全輪駆動の2タイプで提供する。前輪駆動は150kWのシングルパワーユニットを搭載し、0-100km/h加速は8.4秒。WLTC基準によると、トヨタは前輪駆動モデルの71.4kWhバッテリーで1回の充電で約500km(310マイル)走行できるとしている。EPA(環境保護庁)のテスト結果次第では、この推定値は減少する可能性がある。また、これらの数値は日本モデルのものであり、トヨタが米国で発売するモデルとは仕様が異なる可能性があることにも留意する必要がある。

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バッテリーは150kWのDC急速充電に対応し、約30分の充電で完全に充電された状態から80%まで充電できます。AWDモデルは、各車軸に80kWのモーターを1基ずつ搭載し、合計出力は160kWです。時速0キロメートルから100キロメートルまで7.7秒で加速します。トヨタは、AWDモデルの1回の充電での航続距離を460キロメートル(285マイル)と見積もっています。どちらのモデルもバッテリーはシャシーに一体化されており、この設計によりSUVの重心が下がり、シャシーの剛性が向上しています。

トヨタはbZ4Xに、いくつかの便利な追加機能も搭載する予定です。その一つがソーラールーフで、トヨタによると約1120マイル(約1800km)分の電力を無料で発電できるとのことです。また、ステアリングホイールと前輪の機械的な接続をなくすステアバイワイヤシステムも搭載されます。どちらの機能も一部モデルで利用可能です。

bZ4Xは2022年半ばに米国およびその他の市場でデビューする予定です。

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Igor Bonifacic 氏は Engadget の寄稿ライターです。

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