Pulumiがインフラストラクチャ・アズ・コード・プラットフォームのバージョン3.0をリリース

Pulumiがインフラストラクチャ・アズ・コード・プラットフォームのバージョン3.0をリリース
テクノロジーコンセプト。3Dレンダリング
画像クレジット: BlackJack3D / Getty Images

Pulumiは、現在増加しているIaaS(Infrastructure as Code)スタートアップ企業の先駆者の一つであり、本日、開発者カンファレンスにてクラウドエンジニアリングプラットフォームのバージョン3.0を発表しました。バージョン2.0以降、70の新機能と約1,000の改善が加えられており、Pulumiにとってこれまでで最大のリリースとなります。

新リリースには、インフラストラクチャプロバイダーとしてのGoogle Cloudのサポート(現在プレビュー中)から、Pulumiを他のアプリケーションから呼び出せるライブラリに変換する新しいAutomation APIまで、幅広い機能が含まれています。これにより、開発者は、例えばSaaSアプリケーションの顧客ごとに独自のインフラストラクチャをプロビジョニングおよび構成できるツールなどを作成できるようになります。

画像クレジット: Pulumi

同社はまた、開発者が好みの言語から呼び出せる独自のインフラストラクチャ ビルディング ブロックを作成するための Pulumi パッケージとコンポーネントもリリースしています。

また、PulumiのCI/CDアシスタントが同社の全有料プランでサポートされるようになりました。この機能により、AWS Code Service、Azure DevOps、CircleCI、GitLab CI、Google Cloud Build、Jenkins、Travis CI、Spinnakerなど、10以上の主要CI/CDプラットフォームを通じて、クラウドインフラストラクチャとアプリケーションのデプロイが容易になります。これまではTeam ProまたはEnterpriseプランのご利用のみでしたが、今後はすべての有料ユーザーがご利用いただけるようになりました。

さらに同社は、SAML SSO、SCIm 同期、新しいロール タイプなどのエンタープライズ機能の一部を拡張しています。

Pulumiの開発を始めた当初から、開発者とインフラチームがより緊密に連携し、より革新的なソフトウェアを開発できるようにしたいと考えていました」と、Pulumiの共同創業者兼CEOであるジョー・ダフィーは述べています。「当時はまだ、これを最終的に『クラウドエンジニアリング』と呼ぶことになり、お客様もそう呼び、私たちと共にこの道を歩んでくれるとは思ってもいませんでした。現在、私たちはこの中核となるアイデアを中心にプラットフォーム全体を構築しており、現代のクラウドがビジネスモデル全体に​​破壊的な変化をもたらし続ける中で、その取り組みは加速しています。Pulumi 3.0は、クラウドへのアクセスを民主化し、チームがより優れたソフトウェアを共同で構築できるようにするという未来のビジョンを実現するための、エキサイティングなマイルストーンであり、今後もさらに多くの成果が期待されます。」

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フレデリックは2012年から2025年までTechCrunchに在籍していました。また、SiliconFilterを設立し、ReadWriteWeb(現ReadWrite)にも寄稿しています。フレデリックは、エンタープライズ、クラウド、開発者ツール、Google、Microsoft、ガジェット、交通機関など、興味のあるあらゆる分野をカバーしています。

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