
Grafana Labsは昨年11月、DevOpsおよびサイト信頼性エンジニアリング(SRE)チーム向けのオンコール管理ツール「OnCall」を、フルマネージドサービスのGrafana Cloudサービスの一部としてリリースしました。本日、同社はこのツールをオープンソース化すると発表しました。これにより、Grafana Cloudを利用できない規制産業の企業でも、より容易に利用できるようになります。なお、OnCallは無料のGrafana Cloudサービスにも含まれていることも注目に値します。
「ユーザーが簡単に、そして確実にOnCallを自分で実行できる状態になったと感じたら、すぐにオープンソース化したいと考えていました」と、プロジェクトの共同作成者であり、Grafana LabsのシニアエンジニアリングマネージャーであるMatvey Kukuy氏は述べています。「今、その準備が整ったと感じています。」

OnCallを開発するため、Grafana Labsは昨年、Kukuy氏が2018年にIldar Iskhakov氏と共同で設立したスタートアップ企業Amixrを買収しました。その狙いは、Grafana、Prometheus、Alertmanagerからのアラートを一元管理できるツールをチームに提供することです。このサービスにより、チームはオンコールスケジュールを作成・管理し、問題発生時に自動エスカレーションを構築できます。もちろん、New RelicやDatadogなどのサービスとも連携可能です。
今週GrafanaCONlineコミュニティイベントを開催する同社は、OnCallのオープンソース化に加え、本日Grafana 9.0もリリースしました。PrometheusおよびGrafana Loki用のビジュアルクエリビルダーなどの機能が追加され、より多くの開発者が基盤となるクエリ言語を習得することなくクエリを簡単に作成できるようになります。また、ダッシュボードプレビューや最新のヒートマップパネルも搭載されています。
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開発者、 DevOps 、エンタープライズ、フリーソフトウェア、 Grafana 、 Grafana Labs 、ネットワーク管理、 Prometheus 、サイト信頼性エンジニアリング、システム管理、 UST
フレデリックは2012年から2025年までTechCrunchに在籍していました。また、SiliconFilterを設立し、ReadWriteWeb(現ReadWrite)にも寄稿しています。フレデリックは、エンタープライズ、クラウド、開発者ツール、Google、Microsoft、ガジェット、交通機関など、興味のあるあらゆる分野をカバーしています。
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