OpenSeaがDeFiウォレットスタートアップDharma Labsを買収、新CTOを任命

OpenSeaがDeFiウォレットスタートアップDharma Labsを買収、新CTOを任命
画像クレジット:ダルマ

NFTマーケットプレイスのOpenSeaは本日、新たに調達した資金の一部を有効活用し、暗号資産ウォレットのスタートアップ企業Dharma Labsを買収すると発表した。この発表は、今月初めにAxiosが報じた、OpenSeaが1億1,000万ドルから1億3,000万ドルでDharma Labsを買収する交渉中であるという報道を受けてのものだ。

Dharmaのイーサリアムウォレットは、ユーザーが銀行口座と連携し、DeFiエコシステムの他の要素と連携しながらトークンの売買や交換を行うことができました。OpenSeaは今回の買収の一環としてDharmaのアプリを閉鎖する予定です。この措置は、ウォレットから別のアカウントに資産を移すのにわずか1ヶ月しか猶予がないDharmaのユーザーの間で物議を醸すことは間違いありません。

この契約の一環として、Dharma Labsの共同創業者であるNadav Hollander氏がOpenSeaの新たな最高技術責任者(CTO)に就任します。同社によると、前CTOのAlex Atallah氏は新たな役職に就き、「OpenSeaのWeb3およびNFTエコシステム開発の取り組みを監督する」とのことです。

「私たちのチームは、NFTが今後何年にもわたって暗号通貨の普及における文化的中心となるというビジョンを共有しています。そして、そのビジョンは、NFTの使用が一般の人々にとって簡単で楽しいものになった場合にのみ実現できます」とOpenSeaのCEO、デビン・フィンザー氏はブログ投稿に記した。

OpenSeaプラットフォームが個人経営のNFTショップから時価総額133億ドルのデカコーン企業へと成長するにつれ、ユーザーベースの一部からは、プラットフォームが「Web3」の世界には中央集権的すぎる、初期ユーザーはベンチャーキャピタリストの支援者ほどスタートアップの急騰による恩恵を受けていないといった意見が声高に表明されるようになっている。Rarible、Zora、そして最近台頭してきたLooksRareといった競合他社に注目が集まっているものの、OpenSeaは依然としてNFT界において圧倒的な強さを誇っている。

NFTの巨人OpenSeaが新たな資金調達で133億ドルという巨額の評価額を獲得

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ルーカス・マトニーはサンフランシスコを拠点とするTechCrunchのシニア編集者でした。

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