AWS、変化するデータを自動的に更新するAPI向けデータ交換を開始

AWS、変化するデータを自動的に更新するAPI向けデータ交換を開始

開発者は多くの場合、サードパーティのデータセットを利用して機械学習モデルを構築し、それをモデルに追加するだけで完了します。しかし、データは常に静的であるとは限りません。そのため、定期的にデータを収集するための何らかのパイプラインを構築する必要があり、余分な作業が発生します。

本日、ラスベガスで開催されている AWS re:Invent において、同社は AWS Data Exchange for API を発表しました。これは、サードパーティ API の変更を自動的に更新し、更新メカニズムを構築する必要性をなくす新しいツールです。

AWSのアレックス・カサルボニ氏は、社内ブログ記事で、APIを利用することでデータサイエンティストは株価のような変化する情報を含む特定の質問に対する回答を迅速に得ることができ、パイプラインの必要性がなくなると指摘しました。これは単一のAPIであれば素晴らしいことですが、複数のAPIを利用する場合、APIに関連する通信、認証、ガバナンスに関して新たな問題が生じます。

そこで、AWS Data Exchange for APIs がこれらの問題を解決するために登場します。「本日、AWS Data Exchange for APIs の一般提供開始を発表できることを嬉しく思います。これは、AWS SDK を使用した一貫したアクセスと、一貫した AWS ネイティブの認証およびガバナンスにより、サードパーティ API を検索、サブスクライブ、使用できるようにする新機能です」と Casalboni 氏はブログ記事で述べています。

ここで重要なのは、今週発表された多くのツールと同様に、これがAWS固有の機能であるということです。AWS上でアプリケーションやデータモデルを構築している場合、このツールを使用するとAWSソフトウェア開発キット(SDK)にアクセスし、AWS認証およびガバナンスツールを使用してサードパーティAPIに自動的にアクセスおよび更新できます。

サードパーティのデータプロバイダーにもメリットがあります。APIをData Exchangeカタログに掲載することで、より多くの開発者がデータソースを閲覧・利用できるようになります。「データプロバイダーは、OpenAPI仕様を使用してAWS Data ExchangeカタログにAPIを掲載し、Amazon API Gatewayエンドポイントをフロントエンドとして配置することで、数百万のAWSユーザーがAPIを見つけられるようになります」とCasalboni氏は説明しました。

データ交換を通じてデータを提供するサードパーティプロバイダーには、Variety Business Intelligence、IMDb、Foursquareなど多数が含まれます。このツールは、本日より開発者とAPIプロバイダーの両方にご利用いただけます。

テッククランチイベント

サンフランシスコ | 2025年10月27日~29日

AWS re:Invent 2021 の詳細については、TechCrunch をご覧ください。

ロン・ミラーは、TechCrunch の企業記者でした。

以前はEContent Magazineの寄稿編集者として長年活躍していました。CITEworld、DaniWeb、TechTarget、Internet Evolution、FierceContentManagementなどで定期的に記事を執筆していました。

開示事項:

ロンは以前、Intronisの企業ブロガーとしてIT関連の記事を毎週1回執筆していました。Ness、Novell、IBM Mid-market Blogger Programなど、様々な企業ブログに寄稿しています。

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