テスラは自動運転に関する主張をめぐり司法省の刑事捜査を受けると報じられた

テスラは自動運転に関する主張をめぐり司法省の刑事捜査を受けると報じられた
テスラ完全自動運転ベータソフトウェアFSD
画像クレジット:テスラ

ロイター通信は「事情に詳しい3人の関係者」の話として、テスラは「オートパイロット」機能に関する同社の主張に対し、米国司法省による刑事捜査を受けていると報じた。関係者によると、この捜査は昨年開始され、テスラのオートパイロットシステムの作動中に発生した12件以上の事故(一部は死亡事故)を受けて開始された。

テスラ、特にCEOのイーロン・マスクは、オートパイロットの機能に関して大胆な主張をしてきた。同社のいわゆる「完全自動運転」またはFSD(ちなみに、これは同社自身の資料でさえ認めているように、まったくそうではない)のベータ版は2020年10月に開始され、最新の公開数値によると、現在では世界中のより大規模なテスラ所有者から10万人を超えるメンバーが登録している。

同社は依然として、「オートパイロット」「拡張オートパイロット」「完全自動運転機能」のユーザーに対し、「常にハンドルから手を離さず」「車の制御を維持する」など「注意を怠らない」ように注意を促している。

とはいえ、マスク氏自身は1月の電話会議で、FSDは年末までに「人間よりも安全」になる可能性があると示唆している。これは、彼が1年前にTwitterで述べた主張を繰り返したもので、FSDは「今年の平均的なドライバーの安全レベルをはるかに上回る」と述べている。

司法省が捜査を行っているからといって、必ずしも刑事告訴が行われるわけではないことに注意する必要がある。司法省は民事訴訟を起こすことも、何もしないことも、告訴を行うことも選択できる。

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宇宙、科学、健康技術を専門とするライター。以前は自動車とモビリティ技術を担当し、AppleとShopifyに勤務。

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