
カリフォルニア州は、CA Notifyアプリの州内全域への提供を開始しました。このアプリは、昨年11月にカリフォルニア大学バークレー校でパイロットプログラムとして導入され、その後、他のカリフォルニア大学キャンパスにも拡大されました。カリフォルニア州知事ギャビン・ニューサム氏が月曜日に発表した州全体でのアプリの導入により、AppleとGoogleの接触通知APIを基盤とするこのツールは、12月10日(木)より、対応するiPhoneまたはAndroidデバイスをお持ちの方なら誰でもダウンロードし、オプトインで利用できるようになります。
AppleとGoogleが共同開発した接触通知APIは、Bluetoothを利用してCOVID陽性者と他者との接触を判定し、ユーザーの身元や位置情報に関するデータを保存・送信することなく、潜在的な接触の可能性をユーザーに警告します。このシステムは、ランダムに生成されたローリング識別子を用いて他のデバイスへの接触の可能性を通知します。各州の保健当局は、接触リスクとみなされるために必要な距離や接触時間などの具体的な詳細をカスタマイズできます。
カリフォルニア州では、COVID-19陽性者と6フィート以内で15分以上接触した場合、州は接触通知の対象となると定めています。COVID-19検査で陽性反応が出た場合、州の公衆衛生局からテキストメッセージが届きます。このテキストメッセージに含まれるコードをCA NOTIFYアプリに入力すると、過去14日間(ウイルスの感染期間)に上記の基準を満たしたすべての携帯電話にアラートが送信されます。
前述の通り、この通知システムを通じてユーザーのデバイスから個人情報が送信されることはなく、完全なオプトイン方式です。他の州では既にApple/Google APIをベースとした接触通知アプリが導入されており、世界中の多くの国でも同様です。これは、医療専門家がCOVID-19患者が誰と接触したかを特定し、感染経路や感染拡大の可能性を調べる接触追跡システムに代わるものではありません。しかし、包括的な追跡プログラムの有効性と成功率を向上させるための貴重な要素です。
接触追跡とは何ですか?
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宇宙、科学、健康技術を専門とするライター。以前は自動車とモビリティ技術を担当し、AppleとShopifyに勤務。
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