アマゾン、スペインでの労働法違反で罰金

アマゾン、スペインでの労働法違反で罰金
Amazon.comの配送トラック
画像クレジット: Bloomberg / 寄稿者 / Getty Images

アマゾンはスペイン・カタルーニャ州の労働法違反で再び罰金を科された。このeコマース大手は、数年にわたり下請け慣行をめぐり、地方の労働当局から調査を受けていた。

地元報道によると、アマゾンへの今回の罰金は320万ユーロで、2020年に同様の労働法違反で80万ユーロ超の罰金を科せられたのに続くものだ。どちらのケースでも、アマゾン自治政府は配送業務の下請けや臨時雇用の派遣をアマゾンに委託していた企業に罰金を科しており、地元メディアによると、今回のケースでは17社に合計約260万ユーロの罰金が科せられた。

地方政府の広報担当者は罰金を認め、TechCrunchにこう語った。「カタルーニャ労働監督局は、労働者権利法に基づき、労働者を下請けに出したとしてアマゾンに総額580万ユーロの罰金を科すことを提案している。」

アマゾンは回答を求められたものの、同社の広報担当者は「進行中の訴訟についてはコメントしない」と述べ、控訴を検討していることを示唆した。

スペインは昨年、配送プラットフォームによる配送員の虚偽の自営業分類を標的とした労働法改正を可決した。しかし、政府報道官は、Amazonの慣行は、より対象を絞った労働改革ではなく、より広範な労働者権利法に基づいて争われていることを確認した。この労働改革は、配送員を雇用するのではなく、いわゆる「ギグ」労働を利用するオンデマンド配送プラットフォームを対象としていた。

どちらの場合も、政策と執行措置を推進する懸念は、労働者が直接雇用された場合よりも悪い条件と福利厚生を受ける不安定な雇用状況につながる可能性のある労働慣行に取り組むことに向けられています。

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ナターシャは2012年9月から2025年4月まで、ヨーロッパを拠点とするTechCrunchのシニアレポーターを務めていました。CNET UKでスマートフォンレビューを担当した後、TechCrunchに入社しました。それ以前は、silicon.com(現在はTechRepublicに統合)で5年以上ビジネステクノロジーを担当し、モバイルとワイヤレス、通信とネットワーク、ITスキルに関する記事を主に執筆しました。また、ガーディアン紙やBBCなどのフリーランスとして活動した経験もあります。ケンブリッジ大学で英語学の優等学位を取得し、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジでジャーナリズムの修士号を取得しています。

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