アップル、インド初の直営店オープン準備

アップル、インド初の直営店オープン準備
画像クレジット: Apple

アップルは、世界第2位のインターネット市場に成長した南アジアの国インドで同社が製品やサービスの販売を開始してから約20年を経て、今月下旬にインド初の直営店を一般公開する準備を進めている。

iPhoneメーカーは水曜日、インドの金融の中心地ムンバイにあるジオ・ワールド・ドライブ・モールにある同社初の小売店「Apple BKC」のバリケードの写真を公開した。

「ムンバイ特有の象徴的なカーリ・ピーリ・タクシーアートからインスピレーションを得たApple BKCクリエイティブには、デカールの色鮮やかな解釈と、お客様が発見できる多くのApple製品やサービスが組み合わされています」とAppleは声明で述べた。

アップルはまた、今後数四半期以内にインドで2番目の店舗をニューデリーにオープンする計画だ。

採用情報によると、アップルはここ数ヶ月、インドの店舗で積極的に従業員を採用している。2020年にインドでオンラインストアを開設した同社は、当初2021年に最初の実店舗をオープンする予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて計画を延期した。

世界第2位のスマートフォン市場であるインドは、現在のところアップルの売上高にほとんど貢献していないが、iPhoneメーカーである同社は過去に、インドでの見通しについては強気であると発言している。

アップルの契約製造パートナーであるフォックスコンとウィストロン(Wistron)は、ここ数四半期、インドにおけるiPhoneをはじめとするアップル製品の現地組立を強化している。JPモルガンのアナリストは昨年のレポートで、アップルがインドでの生産能力を拡大し、2025年までに全iPhoneの25%をインドで生産すると予測した。

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マニッシュ・シンはTechCrunchのシニアレポーターで、インドのスタートアップシーンとベンチャーキャピタル投資を取材しています。また、世界的なテクノロジー企業のインドでの活動についてもレポートしています。2019年にTechCrunchに入社する前は、CNBCやVentureBeatなど、12以上のメディアに寄稿していました。2015年にコンピュータサイエンスとエンジニアリングの学位を取得しています。連絡先はmanish(at)techcrunch(dot)comです。

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