Appleの「Scary Fast」イベントビデオはiPhoneで撮影された

Appleの「Scary Fast」イベントビデオはiPhoneで撮影された
iPhone 15 Pro Maxの望遠カメラ。
画像クレジット: Apple

テクノロジーの世界では、「ドッグフーディング」とは、自社製品をユーザーの使用意図に沿って使用することを意味します。これは、自社製品がマーケティング上の主張に合致しているかどうかを確認するのに役立ちます。Appleは様々な方法でドッグフーディングを行っていますが、特に目に見える形で行われているのが、最新のMacBook ProやiMacを含む新しいM3 Macを発表した、本日行われた「Scary Fast」ハロウィーン前基調講演のイベントビデオです。このイベントビデオは、ドローンによる空撮も含め、すべてiPhone 15 Pro Maxで撮影されました。これは、文字通り最高の制作機材やギアを誰もがどこでも入手できる余裕のある企業にとって、誇示するべき点と言えるでしょう。

画像クレジット: Apple

動画を見る前はそんなことを知らなかったのですが、本当に素晴らしい映像で、特に感動しました。イッサ・レイをはじめとする著名人がカメオ出演するオープニングシーンから、アップルの宇宙船キャンパス内外を捉えたより伝統的なショットまで、色彩表現、照明、その他すべてが素晴らしく仕上がっています。

もちろん、AppleはiPhoneをただ手持ちで、追加の機材を一切使わずにこれを実現しているわけではありません。プロ仕様の照明、音声、ドリー機材が使われているのは明らかです。とはいえ、昨今の多くのプロのビデオクリエイターが主張する「iPhoneはプロレベルの専用キャプチャーハードウェアさえも代替できる」という主張を、これほどまでに裏付けているのは驚くべきことです。iPhone 15 Proシリーズは、このゲームをさらにレベルアップさせました。そして、今回のAppleのドッグフーディングは、おそらく彼らが他にできること(申し訳ありませんが、オリビア・ロドリゴ)よりも、はるかに明確にそれを証明しています。今や彼らは、業界で最も洗練された製品マーケティング発表ビデオを制作するビジネスに参入しているのですから。

トピック

宇宙、科学、健康技術を専門とするライター。以前は自動車とモビリティ技術を担当し、AppleとShopifyに勤務。

バイオを見る