インド、マスターカードの新規顧客獲得を禁止

インド、マスターカードの新規顧客獲得を禁止
マスターカードのクレジットカードの品揃え
画像クレジット: Roberto Machado Noa/LightRocket / Getty Images

インド準備銀行は、現地のデータ保存規則に違反しているとして、マスターカードに対し、南アジア市場の顧客への新規デビットカード、クレジットカード、プリペイドカードの発行を無期限に禁止した。

南アジア市場の中央銀行は、新たな規制は7月22日から施行されると述べた。「相当の時間が経過し、十分な機会が与えられたにもかかわらず、当該機関は決済システムデータの保管に関する指示に従わなかったことが判明した」とRBIは水曜日の声明で述べた。

RBIは、この新たな命令は、インドでトップ3のカード発行会社の一つであるマスターカードの既存顧客に影響を与えないと述べた。「マスターカードは、すべてのカード発行銀行およびノンバンクに対し、これらの指示に従うよう勧告する」とRBIは述べた。

インド中央銀行が、2018年に発表され、6ヶ月以内の遵守を義務付けた国内データ保存規則の遵守違反を理由に企業に罰金を科したのは今回が初めてではない。この規則では、決済企業はインド国内のすべての取引データをインド国内のサーバーに保存することが義務付けられている。

4月、RBIは、同じ規則に違反したとして、アメリカン・エキスプレスとダイナースクラブの新規顧客獲得を制限した。

ビザ、マスターカード、その他数社、そして米国政府は、規制当局に「制限のない監督アクセス」を認めるように設計されていると主張し、インド政府に規則の見直しを要請したことがある。

Visa、Mastercard、American Expressも、規則を大幅に変更するか、完全に廃止するようロビー活動を行っていた。

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マニッシュ・シンはTechCrunchのシニアレポーターで、インドのスタートアップシーンとベンチャーキャピタル投資を取材しています。また、世界的なテクノロジー企業のインドでの活動についてもレポートしています。2019年にTechCrunchに入社する前は、CNBCやVentureBeatなど、12以上のメディアに寄稿していました。2015年にコンピュータサイエンスとエンジニアリングの学位を取得しています。連絡先はmanish(at)techcrunch(dot)comです。

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