
TikTokは、Google検索をアプリ内検索結果に統合する新機能をテストしている。アプリ研究者のRadu Oncescu氏が発見したこのテストでは、TikTokの検索ページの途中に小さなボックスが表示され、ユーザーにGoogleで同じキーワードを検索するよう促す。
TechCrunchは両社にこの機能の詳細について問い合わせたが、この機能は現在、私たち自身のテストを含め、すべてのユーザーの検索結果には表示されない。TikTokの広報担当者はBusiness Insiderに対し、Google検索機能は、アプリが現在一部の市場でテストしているサードパーティ連携機能の一つであることを認めた。
#TikTokSearch で Google 検索への外部リンクが表示されるようになりました。@MattNavarra pic.twitter.com/cAxNufLA3p
— ラドゥ・オンセスク (@oncescuradu) 2023 年 9 月 19 日
先週、The VergeはTikTokがWikipediaの項目を検索結果に直接組み込む実験を行っていると報じました。TikTokがあらゆる方向に同時に拡大する中、このアプリは単にバイラルなダンスムーブメントの宝庫ではなく、ユーザーがオンラインでやりたいことすべてをワンストップで提供できる場所になることを目指していることは明らかです。
今のところはまだテスト段階ですが、Google検索の搭載はいくつかの点で興味深いものです。まず、昨年、Googleのナレッジ&インフォメーション部門を率いる幹部が、かつてはGoogleを利用していた若いユーザーが、今ではインターネット検索にTikTokやInstagramを利用していることに気づきました。
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「新しいインターネットユーザーは、私たちが慣れ親しんできたような期待や考え方を持っていないということを、私たちは繰り返し学んでいます」と、Googleの上級副社長プラバカール・ラガヴァン氏は述べた。「私たちの調査によると、若者の約40%が、ランチの場所を探す際にGoogleマップやGoogle検索を利用しないのです。」
これらの大まかな数字を検証することはできませんが、この行動の変化は、人々が長年行ってきたオンライン利用方法からの大きな変化です。ソーシャルアプリはすでにユーザーの時間の大部分を占めており、若者が何かを探す際にTikTokを離れる必要性がほとんどないと考えるのは無理からぬことです。
ラガヴァン氏の指摘は、Googleの検索事業には健全な競争が十分に存在するという同社の法的主張を裏付けるものでもある。同社は現在、司法省を相手に、検索をめぐる独占禁止法訴訟を数ヶ月にわたって起こしている。
Googleの大規模な反トラスト裁判が開始、さらに大きな影響も
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