スクリーンショットや画像を使って商品を見つけるのに役立つAIショッピングアシスタント、Cherryをご紹介します

スクリーンショットや画像を使って商品を見つけるのに役立つAIショッピングアシスタント、Cherryをご紹介します

スタートアップ企業Cherryの新しいアプリは、スクリーンショットや画像だけでインターネット上の商品を検索できるAIアシスタントで、オンラインショッピング体験を変革することを目指しています。Cherryは、ソーシャルメディアをスクロールしているときに見つけた商品や、実際に見た商品を見つけるのに役立ちます。

このスタートアップは、eコマースエコシステムで20年の経験を持つソフトウェアエンジニア、ライアン・キム氏によって設立されました。キム氏は、同社設立以前、スタートアップ企業や大企業向けに約30のオンラインストアの構築に携わっていました。

「Cherryを開発したきっかけは、オンラインで商品を検索して比較するという時間のかかるプロセスに対する個人的な不満でした」とキム氏はTechCrunchに語った。「自分の専門知識を活かし、商品の検索と比較を簡素化し、ユーザーが探している商品を迅速かつ効率的に見つけられるようにするツールを開発したいと考えました。」

例えば、実店舗で気に入ったドレスを見つけたけれど、値段が高す​​ぎると思ったとします。そのドレスの写真を撮って、Cherryを使ってオンラインで似たような商品をもっと安く探すことができます。あるいは、TikTokをスクロールしていて、面白そうなガジェットを見つけたとします。そのスクリーンショットを撮って、Cherryで探すこともできます。

Cherry の基盤となる AI テクノロジーは、Google と Bing (OpenAI 搭載) の両方の機能を活用して、ユーザーのデバイス上で直接データを収集します。

画像クレジット: Cherry

Google Lensなどのサービスでも類似商品を検索できますが、キム氏によると、Cherryは価格順で検索結果を並べ替えたり、商品をブックマークしたり、画像検索履歴を確認して商品に戻ったりできる点が他のサービスと一線を画しているとのこと。さらに、検索結果を友人やソーシャルメディアで共有することも可能です。Cherryは現在、ユーザーが検索するたびにポイントを獲得し、ブランドの限定特典と交換できるポイントシステムを開発中です。

「Google レンズは一般的な画像ベースの検索機能を提供していますが、Cherryはショッピング体験に特化しています」とキム氏は述べています。「CherryアプリはGoogleと同等の速度と精度で検索結果を提供していますが、現在Bing Visual Searchを含む他のレンズも追加することで、より幅広い検索結果を提供できるよう、サービス範囲を拡大しています。」

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サンフランシスコ | 2025年10月27日~29日

Cherryはまだユーザー獲得の初期段階にあり、現在約5,000人のユーザーを抱えています。このスタートアップは、若いユーザーをターゲットに、ニーズと予算に合った最適な製品を見つけるお手伝いをしています。

将来的には、Cherryはユーザーベースの拡大、オンライン小売業者との連携、そしてユーザーに最適な商品を「厳選」するためのパーソナライズされたショッピングレコメンデーションの導入に注力しています。また、ブランドとの提携による限定セールやプロモーションの機会も模索しています。

CherryはiOSとAndroidで利用できます。 

アイシャはTechCrunchの消費者ニュース記者です。2021年にTechCrunchに入社する前は、MobileSyrupで通信関連記者を務めていました。アイシャはトロント大学で優等学士号、ウエスタン大学でジャーナリズムの修士号を取得しています。

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