
Meta は、新しいプロフィール切り替えツールを通じて、ユーザーが Facebook アカウントと Instagram アカウントをより簡単に切り替えられるように取り組んでいます。
どちらのアプリを使用しているユーザーも、Metaの集中型プロフィールハブであるアカウントセンターでプロフィールをリンクしていれば、両方のアプリ間を移動できます。いずれかのアプリにログインすると、リンクされたアカウントが表示されるプロフィールメニューから、アプリを簡単に切り替えられるようになりました。
@facebook と @instagram で複数のプロフィールを簡単に作成、切り替え、通知を受け取ることができる新しい機能を導入しています。https://t.co/JN1GXSPrFv pic.twitter.com/nztXYOoCMf
— メタニュースルーム(@MetaNewsroom)2022年9月26日
Metaは、製品間でIDを統合するアカウントセンターを通じて、「コネクテッドエクスペリエンス」を有効にすることをユーザーに推奨しています。この機能は現在テスト中ですが、世界中のiOS、Android、ウェブユーザーに広く公開されています。
Metaは、ユーザーが複数のアプリをまたいで一元化されたアカウントを利用できるようにすることを目指していると同時に、複数のアカウントの作成と管理をよりシンプルにしています。ユーザーは、既存のInstagramまたはFacebookのログイン情報を使って新しいアカウントを作成できるようになりました。これまでは、フィンスタなどを実行するために一から登録する手間が少しかかっていましたが、今回はその手間が省けました。この新しいアカウント作成機能も現在テスト段階ですが、iOSとAndroidで全世界で利用可能です。
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かつてFacebookだったMetaは、ユーザーが複数の異なるプロフィールを保持するという考え方に真っ向から反対し、代わりに単一の「本当の」アイデンティティを主張していたが、近年その姿勢を変えた。
これにはいくつかの理由が考えられます。寛大に解釈すれば、Metaはデジタルアイデンティティがますます流動的かつ多面的になっていることを認識していると言えるでしょう。特に、匿名性に配慮したソーシャルプラットフォーム(TikTok、YouTube、Twitchなど)に慣れている若いユーザー層において顕著です。しかしMetaは、台頭するライバルであるTikTokが、自社アプリの利用時間を奪っていることも痛感しています。アカウント数の増加やクロスプラットフォームログインを促進すれば、ユーザーエンゲージメントの数値が向上し、四半期決算発表などでの見通しがやや楽になるかもしれません。
同様に皮肉な解釈としては、Metaは現在、自社のアプリ群を可能な限り相互接続させたいと考えているというものがあります。規制当局がMetaを分割すると脅迫してきたとしても、Instagram、WhatsApp、あるいはVR事業の売却を強制するほど容易なことではないからです。米国の規制当局が実際にMetaを厳しく取り締まるかどうか、またもしそうなったとしても、同社の無数の製品を分析するという技術的な現実を真剣に考えるかどうかは未知数ですが、自社の事業に対する脅威とみなされるものから、どんな犠牲を払ってでも守ろうとするのは、まさにMetaらしいと言えるでしょう。
Facebookは、1つのアカウントに最大5つのプロフィールを追加する方法をテストしています
Facebookは、増加するアプリ間設定を管理するためのツールであるアカウントセンターを導入しました。
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