
Amazon Web Services (AWS) は、アナリスト以外の人でも将来のビジネス成果を予測できるようにする注目すべき新しい自然言語クエリ機能を発表しました。
簡単におさらいすると、AWSは2015年にビジネスインテリジェンスサービス「QuickSight」を初めて導入しました。これにより、顧客は開発者の高度な技術力を必要とせずに、ダッシュボードやレポートを通じてデータを視覚化できるようになりました。そして2020年には、AWSはQuickSight Qを通じて自然言語クエリを導入し、「今月のセグメント別の売上を表示」といった平易な英語の質問を検索バーに入力するだけで回答を見つけられるようになりました。
本日の発表は、将来を予測する疑問に対する答えを提供することで、そのことに基づいています。
AWS CEOのアダム・セリプスキー氏が本日のAWS re:Inventのステージ上で「Qによる機械学習を活用した予測」と呼んだ新機能により、ユーザーはアナリストやデータサイエンティストを介さずにビジネスパフォーマンスの予測を表示できるようになります。検索バーに「予測」または「予測を表示」と入力し、その後に最大3つの指標(例:「売上」)を入力するだけで、Qはそのクエリに適した視覚化データを表示します。
さらに、ユーザーはフィルターを追加できます。たとえば、特定の期間における特定の地域の売上を確認したい場合などです。

さらに、QuickSight Q では自然言語による「なぜ」の質問もサポートされるようになり、アナリスト以外のユーザーでもデータをドリルダウンして、特定の結果につながった要因を把握できるようになります。
例えば、グラフでコースの登録者数が減少したことが示されている場合、ユーザーはなぜ減少したのかを知りたいと思うかもしれません。そのため、ユーザーは「なぜ」という単語でクエリを開始し、その後に指標と期間を続けます。この場合、質問は「なぜ2021年の登録者数は減少したのか?」となります。
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サンフランシスコ | 2025年10月27日~29日

予測と「なぜ」の質問の両方が、本日よりユーザーにご利用いただけます。
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ポールはロンドンを拠点とするTechCrunchのシニアライターで、主に(ただしそれだけではない)英国およびヨーロッパのスタートアップの世界に特化していました。オープンソースソフトウェアビジネスなど、情熱を注いだ他のテーマについても執筆していました。2022年6月にTechCrunchに入社する前は、The Next Web(現在はFinancial Times傘下)とVentureBeatで、コンシューマー向けおよびエンタープライズ向けテクノロジーを10年以上取材してきました。企画書の送付先:paul.sawers [at] techcrunch.com セキュア/匿名の情報はSignal(PSTC.08)まで。また、Bluesky(@jambo.bsky.social)にも参加していました。
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