シェインはIPOで900億ドルの評価額を目指すと報道

シェインはIPOで900億ドルの評価額を目指すと報道
シェインビル外観
画像クレジット: Shein

SHEINは昨年、株価が大きく変動した。シンガポールに本社を置くファストファッションプラットフォームであるSHEINは、米国での新規株式公開(IPO)で最大900億ドルの評価額を目指していると、ブルームバーグが火曜日に報じた。

TechCrunchはSheinにコメントを求めて連絡を取った。この件について説明を受けた投資家によると、SheinのIPO計画についてはまだタイムラインは決まっていないとのことだ。

この評価額は、今年初めの資金調達ラウンドで評価された640億ドルから上昇している。しかし、ZARAやH&Mといったブランドが支配していた業界に革命を起こしたこのオンラインファッションの新興企業は、2022年4月にさらに高い評価額1000億ドルを達成した。

SHEINのサプライチェーン慣行をめぐる論争は、米国での円滑なIPOの実現を阻む可能性が高い。2021年、米国は、中国がウイグル族を虐待していると米国当局が主張する新疆ウイグル自治区からの物品輸入を、輸入業者が強制労働の関与がないことを証明しない限り禁止する法案を可決した。SHEINは新疆ウイグル自治区から綿花を調達しているという疑惑に直面しているが、同社は同省にサプライヤーがいることを何度も否定している。

かつてセコイア・キャピタル・チャイナだったHongShanの支援を受けるSHEINは、中国企業というよりグローバル企業としての地位を確立すべく、以前から準備を進めてきた。昨年初めにはシンガポールに本拠地を移転。その後数ヶ月にわたり、同社は国際的な幹部の採用を積極的に進め、ソフトバンクの元幹部マルセロ・クラウレ氏、シンガポール証券取引所(テマセク)のベテランであるレナード・リン氏、ディズニーのベテランであるアダム・ウィンストン氏など、幅広い人材を獲得した。

シェインの評価額は30億ドルの買収を目指して3分の1に急落したと報じられている

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リタはTechCrunchでアジア地域を担当し、特にグローバル展開する中国企業と、実社会で活用されるWeb3プロジェクトに関心を持っています。Tech in AsiaとTechNodeで執筆活動を行う以前は、SOSVのアジアにおけるアクセラレーターの広報を担当していました。また、ニューイングランドのドキュメンタリー制作会社とマインドフルネス・リトリートセンターで勤務した経験もあります。ボウディン大学で政治学と視覚芸術を学びました。連絡先:[email protected]

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