中国自動車メーカーの吉利汽車がアストンマーティンの株式7.6%を取得

中国自動車メーカーの吉利汽車がアストンマーティンの株式7.6%を取得
アストンマーティン ヴァルハラ、リアビュー
画像クレジット:アストンマーティン

吉利控股集団は英国の高級自動車メーカー、アストン・マーティン・ラゴンダ・グローバル・ホールディングスの株式7.6%を取得し、中国企業の高級車および欧州ブランドにおけるシェア強化に貢献した。

吉利は今回の取引で取締役のポストを獲得することはないが、過去の取引ではそれが問題になることはなかったようだ。ロータスを所有し、ポールスターとボルボ・カーズの筆頭株主でもある吉利は、2018年にメルセデス・ベンツの親会社であるダイムラーの株式10%を90億ドルで取得した。吉利も取締役のポストを獲得していないものの、ダイムラーとの合弁事業でスマートブランドの一部支配権を獲得するなど、ダイムラーに対する影響力を発揮することに成功した。

吉利控股集団のダニエル・ドンフイ・リー最高経営責任者(CEO)は声明の中で、同社の確立された実績と技術提供がアストン・マーティンの将来の成功に貢献できるだろうと述べた。

アストンマーティンも吉利も取引額を明らかにしなかった。

アストンマーティンはまた、メルセデス・ベンツやサウジアラビアの公共投資基金(PIF)を含む投資家から7億3,200万ドルを調達したことを発表しました。調達後、ユーツリー・コンソーシアムはアストンマーティンの株式19%を保有しています。PIFは18.7%の株式を保有する新たな主要株主となりました。

「この変革的な資金調達を無事に完了できたことを大変嬉しく思います。これにより、当社の財務状況は大きく強化され、持続的にフリーキャッシュフローがプラスとなる道筋が明確になります」と、ローレンス・ストロール執行会長は声明で述べています。「アメデオ氏と経営陣と共に、この超高級英国パフォーマンスブランドが持つ株主価値の大きな創造の可能性を最大限に引き出すことに全力で取り組んでまいります。」

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キルステン・コロセックは、EVや自動運転車から都市型航空モビリティ、車載テクノロジーに至るまで、10年以上にわたり交通の未来を取材してきた記者兼編集者です。現在はTechCrunchの交通担当編集者であり、TechCrunchのEquityポッドキャストの共同ホストを務めています。また、ポッドキャスト「The Autonocast」の共同設立者兼共同ホストでもあります。以前はFortune、The Verge、Bloomberg、MIT Technology Review、CBS Interactiveに寄稿していました。

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