
毎年買い替えサイクルが当たり前の世の中では、私たちがあまりにも簡単に捨ててしまう古いテクノロジーをどうするかという大きな疑問が常につきまといます。これらのデバイスには、希土類元素や有害物質が含まれていることが多く、それらを処分したりリサイクルしたりする方法はいくつかあります。また、古いテクノロジーに新たな命を吹き込む「アップサイクル」という概念もますます人気が高まっています。結局のところ、3年前のスマートフォンは最新鋭ではないかもしれませんが、だからといって必ずしも価値がないわけではありません。
今朝のCESキックオフ記者会見で、サムスンは新しい「Galaxy Upcycling at Home」プログラムの概要を発表しました。現時点ではプログラムの概要はごく一部ですが、今週金曜日に開催されるGalaxy Unpackedイベントでより詳しい情報が得られると思われます。サムスンは次のように述べています。「この新しいプログラムは、古いGalaxyスマートフォンのライフサイクルを再考し、消費者がデバイスを再利用して様々な便利なIoTツールを作るための選択肢を提供します。」
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記者会見で発表された例としては、ベビーモニター、遠隔操作で照明を点灯できるペットケアセンサー、そしてSamsung Knoxを活用したより抽象的な「デジタルセーフホーム」などが挙げられます。同社がこの分野で他にどのような計画を持っているのか、興味深いところです。そして、計画的陳腐化後も古い技術を価値あるものにしておくことには、確かに一理あると言えるでしょう。
パズルのもう一つのピースは、同社が近年導入している、家庭用品に変身する箱という、より楽しい取り組みの一つです。同社は今朝、QLED、UHDテレビ、オーディオの全プロジェクトにこのパッケージを採用すると発表しました。
サムスンによれば:
テッククランチイベント
サンフランシスコ | 2025年10月27日~29日
環境意識への継続的な取り組みの一環として、Samsungは持続可能性を核とした製品とソリューションの開発に取り組んでいます。例えば、Samsungの新しいソーラーセルリモコンは、一部に再生プラスチックを使用しており、太陽光や室内照明で充電できるため、電池の廃棄を削減できます。
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ブライアン・ヒーターは、2025年初頭までTechCrunchのハードウェア編集者を務めていました。Engadget、PCMag、Laptop、そして編集長を務めたTech Timesなど、数々の大手テクノロジー系メディアで活躍してきました。Spin、Wired、Playboy、Entertainment Weekly、The Onion、Boing Boing、Publishers Weekly、The Daily Beastなど、様々なメディアに寄稿しています。Boing Boingのインタビューポッドキャスト「RiYL」のホストを務め、NPRのレギュラー寄稿者でもあります。クイーンズのアパートでは、ジュニパーという名のウサギと暮らしています。
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