
インドの金融犯罪対策当局は木曜日、仮想通貨取引所スタートアップのCoinSwitch Kuberが外国為替法に違反したとして同社の複数の施設を捜索したと、事情に詳しい4人の人物がTechCrunchに語った。
執行局は、一部の幹部の事務所施設と住居を捜索し、最高経営責任者のアシシュ・シンガル氏を含む多数の人物に尋問したと、問題は非公開かつ慎重を要するため匿名を条件に語った関係者2人が明らかにした。
事情に詳しい関係者によると、当局はインドの新興企業が地元の外国為替法に違反して2億ドル以上の株式を取得したと考えているという。
「様々な政府機関から問い合わせを受けています。当社は常に透明性を重視したアプローチをとっています」と、CoinSwitch Kuberの広報担当者はTechCrunchへの声明で述べた。「暗号通貨は大きな可能性を秘めた初期段階の産業であり、当社はすべての関係者と継続的に連携しています。」
評価額が約20億ドルで、アンドリーセン・ホロウィッツとセコイア・インディアの支援を受けているこの新興企業は、詳細を明らかにすることを拒否した。
同政府機関は今年、中国のスマートフォンメーカーであるVivo、Oppo、Xiaomiを含むハイテク企業に対し6件以上の調査を実施し、企業が不正な税金計算で脱税したとして10億ドル以上の資金を差し押さえた。
執行局はまた、今月初め、外国為替規則違反の疑いを理由にワジールXの800万ドル超の資産を凍結したほか、略奪的融資会社による「犯罪由来」の収益を助長したとして地元法人ヴォールドの4,600万ドルの資産を凍結した。
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マニッシュ・シンはTechCrunchのシニアレポーターで、インドのスタートアップシーンとベンチャーキャピタル投資を取材しています。また、世界的なテクノロジー企業のインドでの活動についてもレポートしています。2019年にTechCrunchに入社する前は、CNBCやVentureBeatなど、12以上のメディアに寄稿していました。2015年にコンピュータサイエンスとエンジニアリングの学位を取得しています。連絡先はmanish(at)techcrunch(dot)comです。
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