
ソフトバンクは今年、ベア・ロボティクスにかなり強気な姿勢を示しており、1月に3,200万ドルのシリーズAラウンドで主導権を握ったことを皮切りに、この投資会社がベイエリアを拠点とするこのスタートアップにとって今が飛躍の時だと見ているのも無理はありません。新型コロナウイルス感染症のパンデミックは世界中で経済問題や労働問題を引き起こし、ソーシャルディスタンスの義務化もその一因となっています。
人口減少、少子化、そしてその他様々な問題が重なり、日本では長年にわたり労働力が課題となってきました。一方、現在も続く世界的なパンデミックは、この状況を好転させる上で大きな役割を果たしていません。ソフトバンクは今週、飲食店の労働力不足問題への対策として、ベアのロボット「Servi」を日本に導入する計画の詳細を発表しました。
このロボットは3年間のリース契約で月額950ドルで提供され、1月に日本に導入される予定です。このロボットは、レストランのウェイターの代替、または補助として設計された移動式サービングステーションです。各ユニットは、2枚のサービングトレイと、提供後の料理を片付けるための容器を搭載できます。

ナビゲーション用のLIDARとオンボードタッチスクリーンを搭載し、タブレットを使った遠隔操作も可能です。ベアの仕様によると、各システムは8時間から12時間稼働可能です。この種のシステムとしてはかなりシンプルなもので、ペッパーロボットのような人型デザインや、ボストン・ダイナミクスのより洗練された四足歩行ロボット(どちらも現在ソフトバンクロボティクスグループ傘下)は備えていません。しかし、ロボット工学においては、最もシンプルなアプローチが最善であることは往々にしてあります。
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ブライアン・ヒーターは、2025年初頭までTechCrunchのハードウェア編集者を務めていました。Engadget、PCMag、Laptop、そして編集長を務めたTech Timesなど、数々の大手テクノロジー系メディアで活躍してきました。Spin、Wired、Playboy、Entertainment Weekly、The Onion、Boing Boing、Publishers Weekly、The Daily Beastなど、様々なメディアに寄稿しています。Boing Boingのインタビューポッドキャスト「RiYL」のホストを務め、NPRのレギュラー寄稿者でもあります。クイーンズのアパートでは、ジュニパーという名のウサギと暮らしています。
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