
Omniverseは、クリエイター、デザイナー、エンジニアが共同で仮想世界を構築するためのNVIDIAのプラットフォームです。これは、ファーストパーティおよびサードパーティ製アプリケーションのデザインツールとアセットを、単一のハードウェアおよびソフトウェアエコシステムに統合するNVIDIAのプラットフォームです。これまで、Omniverseとそれをサポートする様々なNVIDIAツールはベータ版でしたが、本日のCESで、Omniverseはベータ版という位置付けから外れ、クリエイター向けに一般公開されました。
同社によると、Omniverseはすでに10万人近くのクリエイターにダウンロードされており、本日のアップデートではプラットフォームにいくつかの新機能が追加される。その一つが、大規模なOmniverse 3Dシーンを共有するためのサービス「Omniverse Nucleus Cloud」だ。これにより、クリエイターとクライアントは、クラウド共有ドキュメントで作業するのと同じように、シーン上で共同作業できるようになる(しかも、小さな変更ごとに大量のデータを移動させる必要がない)。

Omniverseの中核を成すのはUniversal Scene Descriptionフォーマットで、これにより様々な既存ツールからアセットを簡単にインポートできます。しかし、基本的な3Dアセットだけが欲しい場合は、料金を支払ってもいいという場合もあるでしょう。そこでNVIDIAは、ShutterstockのTurboSquid、CGTrader、Sketchfab、Twinbruといった3DマーケットプレイスやライブラリのサポートをOmniverseランチャーに追加しました。ReallusionのActorCore、Daz3D、e-on softwareのPlantCatalogも、まもなく独自のOmniverse対応アセットをリリースする予定です。

無料アセットについては、Omniverse は、Shadow Warrior 3 や Mount & Blade II: Bannerlord などのゲームの新しいキャラクターやオブジェクトを追加して、Omniverse Machinima アセット セットを拡張しています。
また、キャラクターに話しかける必要がある場合は、オーディオトラックを利用して 3D の顔をアニメーション化する既存の AI 対応アプリである Omniverse Audio2Face に、ブレンドシェイプ サポートと、Epic の MetaHuman Creator アプリに直接エクスポートする機能が追加されました。
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フレデリックは2012年から2025年までTechCrunchに在籍していました。また、SiliconFilterを設立し、ReadWriteWeb(現ReadWrite)にも寄稿しています。フレデリックは、エンタープライズ、クラウド、開発者ツール、Google、Microsoft、ガジェット、交通機関など、興味のあるあらゆる分野をカバーしています。
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