
プライバシー重視のさまざまなオンライン サービスを提供するスイスの企業 Proton が、エンドツーエンド暗号化 (E2EE) クラウド ストレージ サービスを初めてデスクトップに導入しました。
延長されたベータ版フェーズを経て、Proton Drive は本日から Windows で利用可能となり、Mac 版も「間もなく」ベータ テストに入る予定です。
2014年に設立されたProtonは当初、Proton Mailと呼ばれる暗号化されたGmailの代替サービスに注力していたが、その後、独自のVPN、パスワードマネージャー、カレンダーアプリを立ち上げ、昨年9月にはウェブ上でクラウドストレージサービスを開始し、その数か月後にはモバイル版も開始した。

Proton Driveは「ゼロ知識」暗号化クラウドストレージおよびファイル共有サービスとして売り出されており、送信者と受信者以外は、両者間で共有されるデータに一切アクセスできないことを意味します。これは、Google DriveやMicrosoftのOneDriveといった同分野の競合サービスと比較した場合、大きなセールスポイントとなるでしょう。ただし、Dropboxは最近、Boxcryptorというスタートアップから資産を買収し、将来的にはProton Driveと同様のサービスを提供する予定です。ただし、これは有料のビジネスサブスクリプションのみの特典として提供される予定です。
Proton Drive は、1GB のクラウド ストレージを備えた基本形態が無料で利用可能で、ユーザーは月額 9.99 ドルの Proton Unlimited プランで 500GB の暗号化ストレージにアップグレードでき、このプランでは Proton の他のサービスのプレミアム バージョンも利用できるようになります。
月額 3.99 ドルで 200 GB のストレージ制限があるスタンドアロンの Proton Drive サブスクリプションもあります。
トピック
ポールはロンドンを拠点とするTechCrunchのシニアライターで、主に(ただしそれだけではない)英国およびヨーロッパのスタートアップの世界に特化していました。オープンソースソフトウェアビジネスなど、情熱を注いだ他のテーマについても執筆していました。2022年6月にTechCrunchに入社する前は、The Next Web(現在はFinancial Times傘下)とVentureBeatで、コンシューマー向けおよびエンタープライズ向けテクノロジーを10年以上取材してきました。企画書の送付先:paul.sawers [at] techcrunch.com セキュア/匿名の情報はSignal(PSTC.08)まで。また、Bluesky(@jambo.bsky.social)にも参加していました。
バイオを見る