
WWDC 2024の基調講演でApple Intelligenceが発表され、OpenAIとの提携を通じてSiriにChatGPTへのアクセスを提供するパートナーシップが発表された後、シニアバイスプレジデントのクレイグ・フェデリギ氏は、今後さらに多くのサードパーティ製モデルとの連携を計画していることを確認した。フェデリギ氏が最初に挙げた例は、Appleが提携を検討している企業の一例だった。
「将来的には、例えばGoogle Geminiなど、他のモデルとの統合も検討しています」とフェデリギ氏は基調講演後の懇談で述べた。そしてすぐに、「現時点で発表できることは何もありませんが、それが私たちの大まかな方向性です」と付け加えた。
OpenAIのChatGPTは、今年後半に統合される最初のサードパーティモデルとなる予定です。Appleによると、ユーザーはアカウント登録やプレミアムサービスへの料金支払いなしでこのシステムにアクセスできるとのことです。このプラットフォームと刷新されたiOS 18版Siriの統合については、フェデリギ氏は、音声アシスタントがユーザーを独自のモデルに誘導する前に警告を発することを確認しました。
「これで、他のツールを介さずにSiriから直接操作できるようになりました」とApple幹部は述べた。「SiriはChatGPTにアクセスする前に質問してくるので、この点を理解しておくことが重要です。そうすることで、ChatGPTとの会話が可能になります。そして、質問の中にChatGPTに提供したい有用なデータが含まれていれば、『この写真を送信しますか?』と尋ねます。プライバシーの観点から言えば、常にユーザーがコントロール権を持ち、完全な透明性が確保されます。」
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ブライアン・ヒーターは、2025年初頭までTechCrunchのハードウェア編集者を務めていました。Engadget、PCMag、Laptop、そして編集長を務めたTech Timesなど、数々の大手テクノロジー系メディアで活躍してきました。Spin、Wired、Playboy、Entertainment Weekly、The Onion、Boing Boing、Publishers Weekly、The Daily Beastなど、様々なメディアに寄稿しています。Boing Boingのインタビューポッドキャスト「RiYL」のホストを務め、NPRのレギュラーコメンテーターとしても活躍しています。クイーンズのアパートでは、ジュニパーという名のウサギと暮らしています。
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