
トランプ大統領とその家族、主要スタッフが新型コロナウイルス感染検査で陽性反応を示したことを受けて、米国株は売られている。
一夜にして報じられたこのニュースは、主要な米国株価指数すべてに重くのしかかっており、特にハイテク株への打撃は大きい。本稿執筆時点での混乱の状況は以下のとおりだ。
- ダウ工業株30種平均:先物は1.5%下落
- S&P 500: 先物は1.63%下落
- ナスダック総合指数:先物は2.32%下落
ベッセマー・クラウド指数のような、より小規模でより具体的な株式バスケットは、同様の市場前数字を発表しないため、このニュースとそれがもたらす可能性のある政治的不安定化が、最も急騰したテクノロジー業界の株式にどのような影響を与えているかを正確に知ることはできない。
しかし、株価の周辺では、データドッグは2.9%下落、セールスフォースは1.8%下落、ズームは1.7%下落、クラウドストライクは3.2%下落といった動きが見られます。つまり、SaaSやクラウド関連株は、テクノロジー関連株全体と比べて好調とは言えないようです。
最近直接上場したPalantirとAsanaは、市場前取引でそれぞれ3.8%と3.4%下落しました。JFrog(取引開始前5.8%下落)やSnowflake(市場前取引で4.6%下落)など、その他のIPO銘柄も下落しています。
Snowflake の IPO は価格設定が間違っていたのか、それとも単に誤解されていたのか?
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大統領の感染診断を受けて株式市場が低迷している理由は容易に推測できる。すでに不安定な選挙戦が間近に迫っている今、複雑な要因が投資家の信頼を損なっている。これは株式市場にとって悪材料だ。大統領が完全に健康を取り戻し、さらなる景気刺激策の実施を後押ししてくれるなら、今が絶好の機会だ。しかし、今回の混乱によって、その対策は効果が薄れてしまう可能性がある。そして、その懸念は尽きない。
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トピック
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アレックス・ウィルヘルムは、TechCrunchのシニアレポーターとして、市場、ベンチャーキャピタル、スタートアップなどを取材していました。また、TechCrunchのウェビー賞受賞ポッドキャスト「Equity」の創設ホストでもあります。
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