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Googleは今週、自社ウェブサイトから、兵器や監視目的のAIを開発しないという誓約を削除した。この変更はブルームバーグが最初に報じた。同社は公開されているAI原則のページを更新し、「当社が追求しない用途」というセクションを削除したようだ。このセクションは先週まで残っていた。
コメントを求められた同社は、TechCrunchに対し「責任あるAI」に関する新しいブログ記事を紹介した。記事には、「企業、政府、そしてこれらの価値観を共有する組織が協力して、人々を守り、世界の成長を促進し、国家安全保障を支えるAIを開発すべきだと考えています」と記されている。
Googleが新たに更新したAI原則では、同社は「意図しない、あるいは有害な結果を軽減し、不公平な偏見を避ける」とともに、「広く受け入れられている国際法と人権の原則」に沿うよう取り組むとしている。
近年、Googleが米軍とイスラエル軍にクラウドサービスを提供する契約を結んだことで、従業員からの抗議が巻き起こっている。同社は自社のAIが人間に危害を加えるために使われているわけではないと主張しているが、国防総省のAI責任者は先日、TechCrunchに対し、一部の同社のAIモデルが米軍のキルチェーンを加速させていると発言した。
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