
パフォーマンスの問題となると、どこに問題があるのかを特定するのは困難です。特に、監視ダッシュボードでは問題がないと表示されているにもかかわらず、ユーザーからアプリの速度が遅いという苦情が寄せられている場合はなおさらです。このような場合、インターネット接続の問題が原因である可能性が高いです。
こうした問題は、発生頻度が非常に高く、多くの場合ユーザーの制御が及ばない多くの要因に左右されるため、追跡が困難です。Amazonは、Amazon CloudWatch Internet Monitorという新サービスにより、AWSインフラストラクチャ上で稼働するアプリにおけるこうした問題の追跡を容易にしたいと考えています。今週開催されるAWS re:Inventで、この新サービスが発表されます。
名前が示すように、これは CloudWatch 監視ツールの一部であり、世界中のインターネット接続を監視して問題のある箇所を見つけます。
「インターネットモニターは、当社のグローバルネットワークフットプリントから収集した接続データを使用して、インターネットトラフィックのパフォーマンスと可用性のベースラインを計算します」とアマゾンのセバスチャン・ストーマック氏は、この新サービスを発表するブログ投稿に記した。
AWSインフラストラクチャリソース上で実行されているアプリケーションのインターネット接続に関連する問題を監視できるようにするのが狙いです。主要な監視ツールの多くは、様々な種類のネットワークトラフィックを追跡できますが、このツールはAWSが自身の稼働時間を監視するために使用しているのと同じデータを利用するため、AWS中心のアプリケーションにとって非常に信頼できるツールと言えるでしょう。
モニターを作成し、インターネットリソースを追加するだけで、特定できないパフォーマンスの問題が発生した場合に、そこから監視できます。モニターに追加したリソースの接続品質に基づいたヘルススコアなど、様々なデータを確認できます。
この新しいサービスは、本日より20のリージョンでパブリックプレビューとしてご利用いただけます。パブリックベータ版は無料ですが、監視プロセスの一環として収集されるログデータについては、引き続き料金が発生する可能性があることにご注意ください。
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ロン・ミラーは、TechCrunch の企業記者でした。
以前はEContent Magazineの寄稿編集者として長年活躍していました。CITEworld、DaniWeb、TechTarget、Internet Evolution、FierceContentManagementなどで定期的に記事を執筆していました。
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ロンは以前、Intronisの企業ブロガーとしてIT関連の記事を毎週1回執筆していました。Ness、Novell、IBM Mid-market Blogger Programなど、様々な企業ブログに寄稿しています。
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