
欧州連合は1週間ほど前、ハードウェアメーカーに対し、2024年までに共通の充電器(具体的にはUSB-C規格)を採用することを義務付ける合意に達した。昨日、民主党の上院議員3人がジーナ・ライモンド商務長官に公開書簡を送り、米国もこれに倣うよう求めた。
バーモント州のバーニー・サンダース議員、マサチューセッツ州のエリザベス・ウォーレン議員、エド・マーキー議員が署名したこの書簡は、消費者の不満、コスト、そして様々な充電ケーブルの普及による電子廃棄物の増加を指摘している。書簡ではEUのデータを具体的に引用し、充電器だけで年間約1万1000トンの電子廃棄物が発生していると指摘している。
「この政策は、電子廃棄物を大幅に削減し、互換性のある充電器を探すために、あるいは新しい充電器を買うために、絡まった充電器でいっぱいの引き出しをかき回すのにうんざりしている消費者を助ける可能性を秘めている」と議員らは指摘する。「EUは、この消費者と環境の問題に関して、強力なテクノロジー企業に対抗するという賢明な行動を公共の利益のために行ってきた。米国も同様の行動を取るべきだ。」
USB-Cは、もちろん業界全体で多くのメーカーに広く採用されています。しかし、中にはmicro-USBのような古い規格を使い続けるメーカーや、独自のポートに頼るメーカーも存在します。後者の最も顕著な例はAppleのiPhoneです。同社はMacBookやiPadにはUSB-Cを採用していますが、同社のスマートフォンには依然として純正のLightningケーブルが使用されています。
このような法案が成立すれば、企業はUSB-Cへの移行を迫られることになる。次期iPhone 14はLightningを搭載すると噂されており、来年のProモデルにはUSB-Cが搭載されるという噂もある。
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ブライアン・ヒーターは、2025年初頭までTechCrunchのハードウェア編集者を務めていました。Engadget、PCMag、Laptop、そして編集長を務めたTech Timesなど、数々の大手テクノロジー系メディアで活躍してきました。Spin、Wired、Playboy、Entertainment Weekly、The Onion、Boing Boing、Publishers Weekly、The Daily Beastなど、様々なメディアに寄稿しています。Boing Boingのインタビューポッドキャスト「RiYL」のホストを務め、NPRのレギュラー寄稿者でもあります。クイーンズのアパートでは、ジュニパーという名のウサギと暮らしています。
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