
Appleは本日、Apple Watch Series 9と新しいApple Watch Ultra 2を含む最新のApple Watchモデルを発表しました。新型ウォッチには、3モデル前以来となる新型プロセッサが搭載されています。一部の機能には大きな改善が見られますが、昨年のモデルを既にお使いの方にとっては、使用感に劇的な変化は感じられないでしょう。
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新しいApple Watchを実際に使った時間はごくわずかですが、手首への装着感、ボタン、その他物理的な操作性に関しては、違いは感じられませんでした。これらの新モデルの利点の多くは、使い込んでいくうちに実感できるでしょう。大きな変更は内部に隠されており、バッテリー駆動時間や全体的な速度などに反映されるからです。私のApple Watch Ultra(旧S8 SIP搭載)と比べても、全体的に速度が向上しているのが感じられました。

Appleが宣伝している通り、Siriはより高速です。これはSiriがローカルで実行されるためで、リクエストをクラウドに送ったり、デバイス外で処理するためにクラウドに戻したりする手間がかかりません。画面も、少なくとも昨年のApple Watchと並べて比較すると、明らかに明るくなっています。しかし、Appleのイベントデモルームという非常に人工的で混沌とした環境では、これも適切に測定・評価するのは難しいでしょう。

要するに、これらはApple Watchに非常によく似ており、3年前のチップを搭載しているにもかかわらず、昨年のバージョンは動作が遅く感じられず、Series 9とUltra 2に搭載されているパフォーマンス向上の恩恵をいくらか受けられるだろう。また、これらには新しい第2世代の超広帯域チップも搭載されており、正確な位置特定と探索範囲の拡大に役立つが、これは私がデバイスを数分間使用しただけでは十分にテストできなかった点だ。
もう一つの注目すべき新機能はダブルタップです。これは、ウォッチを装着した手首で指を2回タップすることで、何らかのアクションを開始できる機能です。タイマーを使って試してみましたが、宣伝通りの動作でした。これは優れた新しいインタラクションモデルであり、追加の入力方法として直感的に使えるようになるでしょう。
Series 9とApple Watch Ultra 2は、どちらも本日よりAppleから予約注文可能で、9月22日に出荷されます。
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宇宙、科学、健康技術を専門とするライター。以前は自動車とモビリティ技術を担当し、AppleとShopifyに勤務。
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