2020年、New RelicはNew Relic Oneプラットフォームを発表しました。これは、同社が長年にわたり構築してきた数多くのポイントソリューションを、最新のインフラストラクチャスタックと刷新されたユーザーエクスペリエンスによって単一の傘下に統合するという試みです。昨年、New RelicはこのプラットフォームとNRDBデータストレージシステムをベースに、ネットワーク監視の改善、MLモデルのパフォーマンス監視およびエラー追跡ツールなどを構築しました(CodeStreamの買収により、New RelicのユーザーエクスペリエンスがIDEにもたらされました)。本日、同社はこのプロジェクトの最終段階として、新しいインフラストラクチャ監視エクスペリエンスの一般提供を開始しました。
この新しいソリューションは、DevOps、SRE、ITOps チームがインフラストラクチャを監視し、パブリック、プライベート、ハイブリッド クラウド環境全体の問題を迅速に解決できるように設計されており、New Relic ユーザーが利用できるようになります。

「お客様から、すべてを一箇所にまとめることが非常に重要だという声が寄せられています」と、New Relicのシニアバイスプレジデント兼製品ゼネラルマネージャーであるアレックス・クロマン氏は語った。「少し前に調査を行ったところ、お客様が自社のインフラを理解するために使用しているツールの数が驚くほど多いことがわかりました。」
この調査では、回答者の4分の3がシステム監視に2種類のツールを使用していると回答し、10分の1強が10種類以上のツールを使用していると回答しました。しかし、クロマン氏が指摘したように、インシデント発生時に各チームが独自のツールを使い分けて大規模分散システムの一部分を監視するとなると、これらのツールを横断して連携することは不可能です。
「インフラをアップデートし、NRプラットフォームに統合し、他のすべての機能と接続し、AIオペレーションなど、その上に重ね合わせることができるあらゆる機能を備えることは、お客様にとって非常に重要でした」とクロマン氏は述べています。システムの変更をリアルタイムで監視するAI駆動型Lookoutツールとの統合インフラ監視に加え、チームは新しいユーザーエクスペリエンス、インフラの各構成要素をその上で実行されるサービスにマッピングする新しいマッピング機能などを開発しました。

企業が新しいテクノロジーをかつてないほど迅速に導入するにつれ、あらゆる企業の導入環境の複雑さが増し続ける中、こうした洞察はインフラチームにとって今後ますます重要になるだろうとNew Relicは主張している。Kroman氏によると、典型的な顧客は現在、100種類を超えるエンティティタイプを監視しているという。「ここ数年、この分野で見てきた複雑さの度合い、そしてそれが技術的にどれほど発展してきたかは、目を見張るものがあります」と彼は述べた。「しかし、技術的な複雑さが増しただけでなく、組織的な複雑さも増していると思います。」
「今回のリリースにより、インフラストラクチャはAPM、ログ、エラーなど、New Relic Oneの業界をリードするエクスペリエンスへとレベルアップしました」と、New RelicのCEOであるビル・ステープルズは述べています。「早期アクセスをご利用いただいたお客様からは大変喜ばしいフィードバックをいただいており、その多くが既存のソリューションをNew Relic Oneに置き換えています。すべてのお客様にNew Relic Oneをご利用いただき、当社のプラットフォームへの投資からより大きな価値を得られる日が待ち遠しいです。」
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サンフランシスコ | 2025年10月27日~29日
New Relicはプラットフォームの刷新に慎重なアプローチを採用
フレデリックは2012年から2025年までTechCrunchに在籍していました。また、SiliconFilterを設立し、ReadWriteWeb(現ReadWrite)にも寄稿しています。フレデリックは、エンタープライズ、クラウド、開発者ツール、Google、Microsoft、ガジェット、交通機関など、興味のあるあらゆる分野をカバーしています。
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