概要
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LinkedInの創業者リード・ホフマン氏と、がん研究者で著書『万病の帝王』の著者でもあるシッダールタ・ムカジー氏は、AIを活用した創薬スタートアップ企業Manas AIを共同設立した。同社は当初、乳がん、前立腺がん、リンパ腫に焦点を当て、ホフマン氏、ジェネラル・カタリスト、グレイロックから2,460万ドルのシードラウンド資金を調達した。
Manas AIの資金調達額は、AIモデルを用いて新薬開発を目指す他のスタートアップ企業と比べると見劣りする。昨年、医薬品開発の準備が整ったと謳ったXairaは、10億ドルという巨額の初期資金を調達して設立された。Treeline BiosciencesもAIを医薬品開発に活用する企業で、Endptsの報道によると、昨年4億2,200万ドルを調達した。
マナスAIは、AIを用いて分子を設計し、ウェットラボで試験を行うと主張していると、ホフマン氏は新著『スーパーエージェンシー』の発表会で語ったと報じられている。同社はまた、マイクロソフトのクラウドコンピューティングプラットフォーム「Azure」と、同社の「AIに関する深い専門知識」を活用して、新薬を開発するとも述べている。
ホフマン氏はマイクロソフトと密接な関係があり、マイクロソフトは2016年に同氏が以前勤めていた会社、リンクトインを巨額の取引で買収したことで有名である。
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