フォックスコンは数百人の中国人従業員にインドのiPhone工場から戻るよう指示した

フォックスコンは数百人の中国人従業員にインドのiPhone工場から戻るよう指示した

概要

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2025年5月29日、新北市にある鴻海精密工業としても知られるフォックスコンの本社。
画像クレジット: I-HWA CHENG/AFP / Getty Images
  • ラム・アイヤー

アップルの最大の組み立てパートナーであるフォックスコンは、インドのiPhone工場で働く300人以上の中国人従業員に帰国を命じたとブルームバーグが匿名の情報源を引用して報じた。

報道によると、帰還を命じられた従業員はインドにあるフォックスコンのiPhone工場の従業員の大半を占め、インドに残っているのは台湾人のサポートスタッフのみだという。

ブルームバーグは、この命令の背景にある動機はすぐには明らかにならなかったと伝えたが、同メディアは、中国当局が自国の製造業の力強さを保つために、インドへの知識と技術資源の輸出を抑制するよう規制当局に要請していると指摘した。

フォックスコンをはじめとするアップルのサプライヤーは、iPhoneメーカーがハードウェア製造における中国への依存度を下げることを目指し、インドでの生産を拡大している中で、今回の動きは起こった。5月、フォックスコンはインド政府から4億3500万ドル規模の半導体工場建設の承認を受けた。

アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、米国の関税や貿易リスクをめぐる不確実性に対処する一つの方法として、インドからのiPhone輸入を増やしていると述べた。

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