企業向けノーコードAIソリューションを提供するスタートアップ企業Noogataは本日、Team8がリードし、Skylake Capitalも参加したシードラウンドで1,200万ドルを調達したことを発表しました。2019年に設立され、コルゲートやペプシコなどを顧客に持つ同社は、現在、eコマース、小売、金融サービスに注力していますが、今回の資金調達は製品開発の強化と新規業界への進出に活用していくとしています。
同社のプラットフォームは、基本的に事前に構築されたAIビルディングブロックのコレクションを提供しており、企業はこれを自社のデータウェアハウス、Salesforce、Stripeなどのサードパーティツール、その他のデータソースに接続できます。例えば、eコマース小売業者は、Noogataプラットフォームからの推奨に基づいて価格設定を最適化できます。一方、実店舗小売業者は、特定の店舗にどの品揃えを割り当てるかを計画するためにこれを活用できます。

Noogataの共同創業者兼CEOであるアサフ・エゴジ氏は次のように述べています。「データチームはデジタル変革の中心であり、その効果を高めるにはデータの価値を最大限に引き出す必要があると考えています。データチームは、関連性が高く、継続的かつ説明可能で、信頼性が高く最新のインサイトと予測にアクセスする必要があります。Noogataは、企業のデータ環境にシームレスに統合され、実用的なインサイト、予測、推奨事項を生成する、コンテキストに基づいたビジネス重視のブロックを提供することで、データの価値を最大限に引き出します。これにより、ユーザーはセルフサービス分析だけでなくデータソリューションにおいてもAIを活用することで、従来のビジネスインテリジェンスをはるかに超える成果を上げることができます。」

最近、この分野では明らかにスタートアップが数多く登場しています。データの急増とデータウェアハウスの登場により、多くの企業が機械学習ベースの予測を行うための基盤を整えています。しかし、不足しがちなのが人材です。こうしたモデルをゼロから構築できるデータサイエンティストや開発者は依然として不足しており、この分野でノーコード/ローコードサービスを展開するスタートアップが増えているのも当然と言えるでしょう。例えば、資金力のあるAbacus.aiは、Noogataとほぼ同じ市場をターゲットにしています。
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「Noogataは、意思決定を促進するためのクラス最高のノーコードデータ分析プラットフォームに対する市場の大きなニーズに応えるのに最適な立場にあります」と、Team8のマネージングパートナーであるYuval Shachar氏は述べています。「この革新的なプラットフォームは、複雑でコストのかかる社内構築や、限界のある既成のベンダーソリューションの利用の必要性を排除します。AIを通じてデータの価値を解き放つ同社の能力は、まさにゲームチェンジャーです。これに優秀な創業チームを加えると、Noogataが大成功を収めることは間違いありません。」
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フレデリックは2012年から2025年までTechCrunchに在籍していました。また、SiliconFilterを設立し、ReadWriteWeb(現ReadWrite)にも寄稿しています。フレデリックは、エンタープライズ、クラウド、開発者ツール、Google、Microsoft、ガジェット、交通機関など、興味のあるあらゆる分野をカバーしています。
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