
「破壊的な水技術」への資金提供を目指すベンチャー企業ピュアテラは、シアトルの新興企業メンブリオンに数百万ドルを投じ、同社が廃水処理技術を大量生産できるようにしている。
Membrion社は、同社のセラミック膜は、問題となる重金属(重金属というジャンルではなく、鉛、ヒ素、リチウムなどの有害物質)を、蒸発法の約12分の1のコストでろ過できると主張している。創業者兼CEOのグレッグ・ニューブルーム氏はTechCrunchに対し、「当社が浄化した水を飲むことはお勧めしません」と述べているが、最終的な結果は「産業施設内で確実に再利用できる」と述べ、処理のために現場から運び出す必要はないと付け加えた。
メンブリオン社は、同社の膜は化石燃料、半導体、自動車、食品・飲料製造など、様々な産業の廃水を処理できると述べている。「『過酷な廃水』とは、pH値と酸化剤の濃度によって文字通り手に火傷を負うような廃水を指します」とニューブルーム氏は説明する。「この種の廃水は既存の淡水化膜技術では処理できません」と彼は付け加え、そのため現在の施設は、廃水を煮沸したり、「使い捨て材料」を使用して有害な金属や塩分をろ過したりするなど、「環境に有害な代替手段」に頼らざるを得ない状況にあるという。
このスタートアップは、気候変動による干ばつの最中、シリーズBの資金調達を進めている。ここ数週間、カリフォルニアを襲った記録的な嵐の後も、西部の大部分は異常なほど乾燥しているか、あるいはそれ以上の状況だ。
Membrionは、目標額1,000万ドルに対し、これまでに700万ドルを調達したと発表した。プレスリリースによると、PureTerra Venturesがリードし、Safar Partners、GiantLeap Capital、Freeflowなどの投資家も参加した。
「我々が得ている関心を考えると、今後2、3か月以内に資金調達目標を達成できると予想しています」とニューブルーム氏はTechCrunchに語った。
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ハリ・ウェーバーはTechCrunchのシニアライターとして気候変動問題を担当していました。彼女の記事はGizmodo、Fast Company、VentureBeat、dot.LA、Input、The Next Webにも掲載されています。お問い合わせは[email protected]まで。
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