概要
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Facebookの親会社Metaは、OpenAIの非営利企業から営利企業への転換を阻止しようとするイーロン・マスクの取り組みを支持している。
ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、メタはカリフォルニア州司法長官ロブ・ボンタ氏に書簡を送り、今回の移行を容認すれば「シリコンバレーに甚大な影響を与える」と主張した。同社はボンタ氏に「直接行動」を取るよう要請する一方で、マスク氏と元OpenAI取締役のシボン・ジリス氏は「この問題においてカリフォルニア州民の利益を代表する資格と立場を備えている」とも述べている。
「OpenAIの新しいビジネスモデルが有効であれば、非営利投資家は営利企業に従来の方法で投資する投資家と同様の利益を得られるだけでなく、政府による税控除の恩恵も受けられる」とメタ氏は書いている。
MetaはAI市場においてOpenAIの強力な競合相手の一つとなっている。一方、マスク氏は元々OpenAIの共同創業者だったが、後に同社を離脱し、ライバル企業xAIを設立。さらに、営利企業への移行を阻止するための差し止め命令を求めるなど、法的措置を講じている。(Zilis氏もマスク氏の訴訟の原告である。)
OpenAIはこれに応えて、マスク氏からの電子メールとテキストメッセージを公開し、「彼は法廷ではなく市場で競争するべきだ」と主張した。
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