
世界最大級のリチウムイオン電池メーカーであるパナソニックは、北欧のエネルギー企業エクイノールおよびエンジニアリング・工業企業ノルスク・ハイドロと、北欧での電池事業構築で協力するための予備契約を締結した。
3社は今後数カ月かけて欧州のリチウムイオン電池市場を評価し、ノルウェーで大規模な電池事業を構築する可能性を探ると述べた。
「この協業は、革新的な技術を持つパナソニックのリチウムイオン電池のリーダーとしての地位と、世界的な有力企業であるエクイノール社とハイドロ社の豊富な産業経験を融合させ、ノルウェーにおける強固で持続可能な電池事業への道を切り開く可能性を秘めています」と、パナソニックの佐藤元嗣副社長は声明で述べています。「この取り組みを通じて、リチウムイオン電池のお客様の厳しいニーズに応え、欧州地域の再生可能エネルギー部門を支援するために、持続可能で高度な技術とサプライチェーンの導入を模索できることを嬉しく思います。」
声明によると、両社は合意の一環として、統合バッテリーバリューチェーンとサプライチェーンパートナーの共同配置の可能性を模索することになる。
パナソニックは、電気自動車用バッテリーの世界トップサプライヤーを目指して、LG化学と熾烈な競争を繰り広げています。パナソニックのバッテリー主要顧客はテスラとトヨタであり、LG化学の主要顧客はゼネラルモーターズ、ルノーグループ、ヒュンダイ、フォード・モーター、ボルボといった自動車メーカーです。
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パナソニックが炭化水素と再生可能エネルギーの分野で地域大手2社と並んで北欧に進出していることは、自動車分野以外にも欧州市場に存在する可能性を示している。
「両社はエネルギー転換におけるリーダーとなることを目指しています。この世界クラスのバッテリーパートナーシップの構築は、エクイノールが幅広いエネルギー企業を目指すという野心を示すものです」と、エクイノールのグローバル戦略・事業開発担当エグゼクティブバイスプレジデント、アル・クック氏は声明で述べています。「エネルギーシステムをネットゼロエミッション化する上で、バッテリーストレージはますます重要な役割を果たすと考えています。両社は、それぞれのエネルギー分野の専門知識を結集することで、収益性が高く、拡張性が高く、持続可能なバッテリー事業の創出を目指します。」
トピック
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ジョナサンはTechCrunchの編集者でした。
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