Windows のすべてのタスクをクラウドにオフロードしたいですか? Microsoft には、あなたにぴったりのコンパクトなデスク用コンピューターがあるかもしれません。
火曜日のMicrosoft Ignite 2024で、このテクノロジー界の巨人は、Windows 365に接続するファンレスの軽量PC、Windows 365 Linkを発表しました。Windows 365は、クラウドでホストされる仮想Windowsマシンで、一般的なWindowsインストールに似ていますが、リモートサーバー上で実行されます。
来年4月に「一部の市場」で発売予定のWindows 365 Linkは、Microsoftによると起動が「数秒」と高速で、スリープ解除も「瞬時」、そして多数のディスプレイおよび周辺機器ポートを備えています。デュアル4Kモニター、4つのUSBポート、オーディオおよびイーサネットジャック、そして標準的なワイヤレス接続(Wi-Fi 6EおよびBluetooth 5.3)に対応しています。
Windows 365 Linkは、本来のPCではありません。Microsoft Teamsの会議やWebexセッションなどは利用できますが、ストレージ容量が不足しており、ローカルアプリケーションをインストールできません。さらに、Windowsベースの小型OSは極めて堅牢で、セキュリティ機能やパスワードレスログインを無効にすることはできないとMicrosoftは述べています。

もちろん、MicrosoftはWindows 365 Linkで一般消費者をターゲットにしているわけではありません。ここでターゲットとしているのは企業です。Microsoftによると、企業はWindows 365 Linkユニットをリモートで管理(およびデータ消去)し、更新プログラムの自動チェック、ダウンロード、インストールを設定することができます。
マイクロソフトは、Windows 365 Linkの環境への配慮を謳っており、ほとんどのデスクトップよりも消費電力が低いと主張しています。同社によると、Windows 365 Linkのトップシールドには90%の再生アルミニウム合金、ボトムプレートには100%の再生アルミニウム、マザーボードには100%の再生銅と96%の再生錫はんだが使用されています。
オーストラリア、カナダ、ドイツ、日本、ニュージーランド、イギリス、そしてアメリカの組織は、本日よりWindows 365 Linkプレビュープログラムにご応募いただけます。運が良ければ、Microsoftの最後の小型PCと同じ運命を辿ることはないでしょう。
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カイル・ウィガーズは2025年6月までTechCrunchのAIエディターを務めていました。VentureBeatやDigital Trendsに加え、Android Police、Android Authority、Droid-Life、XDA-Developersといった様々なガジェットブログにも記事を寄稿しています。音楽療法士のパートナーとマンハッタンに在住。
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